全てが終わった直後、天界に居た悟空、玉龍…
天界、それは神々の住む場所、そこには色々な神が住んでいた、そして彼は龍族の神…
ゴウコウ「いや~今日も天界はいい天気だ!!…雲の上だから当たり前か!!」
悟空「……ゴウ…コウ!!」
ゴウコウ「悟空!?お前どうした!?その体は!?」
悟空「…それより…玉龍を…」
ゴウコウ「玉ちゃん!!どうしたの!?返事して!!」
悟空「気を失っている…だけだ……ゴウコウ…玉龍の…今までの俺の記憶を…全て消して欲しい。」
ゴウコウ「何?」
悟空「玉龍は…俺を思い出すと死んじまう…だから……頼む!!」
ゴウコウ「それはいいが……お前は…それでいいのか?」
悟空「俺は…玉龍が……生きていればそれでいい。」
ゴウコウ「…わかった。」
悟空「じゃぁ…頼んだぜ!!」
ゴウコウ「悟空!!そんな体で何処へ!?」
悟空「俺には…やらなくちゃならねぇ事がある。……玉龍……じゃぁな。」
ゴウコウ「悟空!!」
そう言うと悟空はその場を後にした…
悟空『俺は……残された…最後の希望だ!!三蔵……あんたを…止める!!』
一方、時の神殿近くでは、男と女が何やら話しながら、神殿へ向かっていた…
男「いや~今日も龍、いい行いしたアルよ!!」
女「何したバニか?」
龍「……なんだっけ?」
女「覚えてないバニか!!」
龍「まぁまぁ、ミカンちゃん。」
女「ミカンじゃないバニ!!ミ・ス・ミ・バニ!!」
龍「とにかく、牛魔王の所に言って土産話でもするアルよ。」
ミスミ「ん?龍様?彼は牛魔王じゃ無いバニ。」
龍「名前なんてどうでもイイ事よ。大事なのは牛魔王と言う名に、どれだけ人間が、恐怖するかって事アル。」
ミスミ「何でバニ?」
龍「そうすれば、あの神殿に誰も近寄らないでしょ。」
ミスミ「なるほどバニ。」
龍「その為に色々な時代に行って、あること無いことを言いふらしてきてやったわ!!」
ミスミ「…そんな事の為に、時空移動を使ってたバニか?」
龍「たまにはいいのよ。そろそろ牛魔王って名前も人々に浸透してきた頃アルよ。」
ミスミが神殿の方を向いた…
ミスミ「ろ…龍様!!神殿が…無いバニ!!」
龍「何を寝ぼけた……な…無あぁいぃぃ!!」
ミスミ「ど…どうするバニ!?」
龍「とにかく、原因を探してみるアルよ!!」
ミスミ「あ…待つバニ!!龍様!!」
二人はその場を後にする…
それから三年後……
天竺国近くを一人の青年が歩いていた…
《亮杏's side》
亮杏「はぁ……もう此処まで砂漠化が…」
亮杏は砂を手に取り風に流していた…
亮杏『母さん…天竺国が閉鎖されて、もう三年になります。国が閉鎖された事により砂漠化が、母さんの言ってた事より早く進んでしまったよ…村も…あとは、南と西の2つしか残っていません。…でも…心配しないで、西域の村は…僕が守るから。』
亮杏が歩いていると目の前に男の人が倒れていた…
亮杏「大丈夫ですか!?」
男「あ…あぁ…」
亮杏「脱水かな…とにかく家に連れて行かなきゃ!!」
《倒了's side》
倒了『師匠…あなたは……私を捨てたのですか!?……私の親と…同じように…あなたも…私を…見捨てるのですか!?…あなたは…必ず帰ると…約束したじゃないですか!!…あなたは…私を…裏切った!!………私は……師匠…あなたを…許さない!!』
西域の村へと通じる森の道、雨の中一人の女性が歩いていた…
《翠蘭's side》
翠蘭『八戒…何処にいるのですか……あなたは…この世界で…私を見つけてくれた…』
数人の男が翠蘭を囲う…
男「よぉ、可愛い子チャン。こんな雨の中、こんな所歩いていたら危ないよ~。山賊が出るらしいからね~。」
翠蘭「はぁ…これだから…人間の男は…」
男「何いってるの?」
翠蘭「ご心配なく。私はあなた達より強いですから。」
男「は?もしかして舐められてる?」
翠蘭「あなた達では役不足ですわ。」
男「…しょうがねぇな。オイ!!やっちまぇ!!」
男達全員が翠蘭に襲いかかる、翠蘭は持っていた鉄扇を手に取った…
翠蘭『あなたの…笑顔が……もう一度…見たい。』
翠蘭の攻撃はまるで舞を踊っているかのように優雅だった…
男「グアァァ!!」
男達は全員がやられていた…
男「…なんなんだ……お前。」
翠蘭「只の物書きですわ。」
鉄扇を収めその場を後にする翠蘭…
翠蘭『今度は…私が…あなたを見つけ出します!!』
それぞれの想いを胸に、物語は舞台へとつながってゆく…
三蔵『何故…承恩は……蘇らない……もういい…承恩のいない……世界など……全てを……終わらせよう………私は悲しむ……私は…』