息子の性格、趣味、

思い出に残っているエピソード、

最後に伝えたい言葉


葬儀の準備の時に

こんなテーマをヒアリングされた


その時の回答は別のブログに残すことにする


あらためて、どんな息子だったのか、

ここ数年間を中心に洗い出してみた

  

『すぐハマる』


 好きになるとトコトン打ち込む

 

 食べ物でも、スポーツでも、ゲームでも、

  アイドルでも


  でも、その"推し"は、よく変わる


  乃木坂、エヴァンゲリオン、ウマ娘、

   五等分の花嫁とその声優たち…


  二次元から三次元、幅広く


       マンションにあったグッズの量が半端ない。


      あと、ツナ缶。


   ラーメンは、とんこつに

   家系、最後のお気には蒙古タンメン。


      マリオカート、桃鉄


   ディフューザーで狭い部屋がプンプンに

  匂ってたことも


  ボーリングは、シューズも買った


 たぶん使用したのは1、2回。


 そのあとはスノボ


 急に、月に数回は行くようになった。


 亡くなる翌日も、

 友だちと朝早く行くからって、

 じぃちゃんに「絶対起こしてね」と

    何度もお願いしてた

 


『すぐ笑う』 (愛嬌が良い?)


 いくつになっても、

 よく年頃の子にありそうな、

 ぶっきらぼうとか、冷めた態度

 みたいなものがない。


 照れ隠しで、よく小学生のような笑顔を

 振り撒いてた。


 裏表はなく、駆け引きみたいなことは

 殆どしない。多分出来ない。不器用な子。


   それもあってか、保護者、親戚、近所の大人

 たちによく可愛がってもらえた。


 喜怒哀楽の振り幅が大きく、割りと単純。



すぐ周りに頼る』 (甘えん坊?)


 子どもの頃から、成人してもずっと、

 1人に対して、常に5人くらいの大人が

 スタンバイしてて、

 ヘルプがくれば手を貸し、足を貸し。


 不自由なく、みんなに育てて貰った。


 友人にも恵まれた。


 この前来てくれたお友だちは、

 息子の「人脈」と言っていたが…


 困った時は友だちに力を借りて乗り切る。


 無理をせず周囲に協力を求める。


 年代や職業問わず、

 友人が多かったとこを見ると、

 コミュ力の高さが窺える。

 

 いつも力を貸してもらえるのも、

  彼の特技なのだろう。


 親バカな言い方だが、

 意外に"愛されキャラ"だったようだ。


 ボキャブラリーが乏しく、

 ストレートな言葉で誰かに怒ってるときは

 ヒヤッとすることもあったが、

 人が好きで、人を大切にする子だった。



 今まで息子が、周囲にどれだけ大事にされ、

 助けられてきたか、

 亡くなってから強く実感した。


 それは葬儀の参列者で証明された。



 これまで私は息子に、

 "ぐぅたら学生" のレッテルを

 べったりと貼っていた。


 食べたい時に食べて、そのまま容器を床おき。

 寝たい時にいつまでも寝る。


 不規則な生活が、もろに肌や体型に出てて。


 楽しいことが先。面倒なことは後。

 完全に優先順位が間違ってるんだよねぇ。


 でも、

 もっと息子を褒めたり、認めてあげれば

 良かったと、今とても後悔。


 モノでもヒトでも、興味を持つこと、

 好きになることは素晴らしい。

 笑顔で周囲を豊かにする。

 場面に応じて柔軟に対応できる。


 多少強引に、

 息子の強みを引き出した感があるが、

 もっと書き残しておきたいところがある。



 常にその瞬間、瞬間を全力で生きてた息子を、

 今、私は誇らしく思う。



 あぁ、色んな想いがあるのに、

 もっとアウトプットしたいのに、

 なかなか前に進まない。


 燃料切れが続いている。

 完全に息子欠乏症。

 これはどうやって補充したらよいのか?


 

 そんな中でも、今週は近所を散歩をした。


 桜の花びらのシャワーを浴びた。



 あぁ…

 ○○○に逢いたいな

 ○○○と話したいな…