わたしは

雨が降っていることを知っている


なぜなら天気予報によると

今日は雨の予報だから



そして窓の外では雨音がしている

窓には水滴が付いている

部屋もいつもより暗い

空気にも湿り気を感じる


でも、、


本当に雨、降っている??



絶対に、ほんとうに?




そして外に出てみる


やはり雨が降っている


ヤギたちの小屋まで走る

ヤギたちは小屋で気持ちよさそうに寝ている


小屋の外ではまた強く降っている


やはり降ってるよね


私も小屋まで駆ける間に少し濡れたから


小屋の入り口から手を出してみたら

手は雨で濡れた


でも


濡れないところにいれば

雨は降っていないみたいに


体は濡れることはない




どこかで


妙なる香りの花が咲いている


深い青色の空に白い雲が浮かんでいる


砲弾が地を揺らしている


誰かの強い言葉に傷つき泣いている人がいる


波が砂浜で白い泡を見せている


愛する人を失って泣いている人がいる


小さな緑の蛙が紫陽花の上でじっとしている


落葉樹の新芽が噴き出すように顕れている



わたしは本当に雨を知っているのかな



そして


わたしはいま


愛しいわたしの雨に




出会い続けることを決意する


『2021.5.12の日記より)