昨年末、27日から携わらせていただいていた日本画の奇才、『加藤弘光展』
ひと足早くその任を完遂させていただきました。
この話をいただいたのは、実は半年以上前。当初は勝手が分からず、めちゃくちゃ緊張しました。
日本画の知識はもちろん、作家の人となりも知らなければ会場のイメージもできない。
それでも奥様の友子さんは自分を信じ、ご主人の生き様を私に語ってほしいと、その役を託して下さった。今年始めの北千住マルイでの接客を一目見ただけで。
その気持ちにどうしても応えたかったから会場の下見にも行ったし、恥を忍んで「勉強させてください!」と直接資料を送ってもらった。
それでも正直、(日本画についての知識としての説明はほとんどできなかったけれど)昨日の最後の最後、時間外に接客したお客様は作品を前に泣いていた。
「ありがとう。素晴らしいものに出会えました…!」
作品の魅力やそこに宿る作家の魂が確かに伝わったんだ。そう確信できた時、心からやってよかった!と思えた。自分なりの全力が報われた気がした。
加藤弘光展は明日5(金)15:00まで。
新宿京王プラザホテル3Fのロビーギャラリー、そして南館を中心にホテルの各所に散りばめられています。
また機会があれば私なりの精一杯で。