小島良太『ディサイファ・再び！』

ディサイファ・再び！

先週の日曜日は京都へ出張に行ってきました。

京都駅到着まであと３０分というところで寝てしまい、起きたら新大阪駅だったのにはビックリでしたが、ツッチーのレースは最終レースということもあり、時間的余裕はかなりあったので焦りはなかったのですが、でもさすがに目が覚めた瞬間は焦りました。

せっかくだったからＵＳＪにでも行けば良かったか！なんて、それはさすがに無理ですね（笑）

でも仁徳さんとこには行ってみたいんだよなぁ。

そしてツッチーのレースはとても白熱した内容でほんの少しだけ負けて２着だったけど、１０００万条件で足踏みが長かったけど、キッカケを掴んだのか、昇級して３着→２着。次回は来週の東京戦になりますが、オープン入りも目の前まで来ましたね。勝ったらギャロップのカラー写真に「レレレのツッチー、ついにオープン入り」って書いてくれないかなぁ（笑）

この日の京都は天皇賞にオルフェーブルが出走するとあって、入場者もかなり多く、熱気に包まれていました。結果はなんと、超伏兵のビートブラックの逃げ切り勝ち。距離が長ければ長いほど逃げ、先行が有利という定説の王道のようなレースでした。なんとなく、距離って短いほうが逃げ、先行有利で、長いほうが追い込み有利っぽく思いがちですよね。でも逆なんですよね。これ、マラソンと短距離走でも同じで、マラソンって先頭集団にいる人が好成績で短距離走ってゴール前、追い込んでくることが多いですよね。

まぁ何はともあれ、凄いレースでしたね。

ただ、メディアの対応は勝者を称えるよりも、オルフェーブルが負けたことに時間やスペースを多く割いていることに関しては、スポーツ精神じゃないな、と感じました。

この日は福島でメイショウドレイクが勝ち、いい日になりました。

久しぶりの競馬場、やっぱりいいもんです。

帰りは蛯名クンと一緒に新幹線で帰りましたが、車内でずーっと、ひたすら馬の話しやアスリートについて、そして体のケアについてなど、語り合いました。

さてさて、今週はいよいよディサイファの仕切り直しの一戦です。

豊さんはマイルカップに騎乗馬がいないけど、東京まで来てくれることになり、今週出走予定のインディライト、メイショウピッケル、アルベルティとともに全馬、騎乗依頼をしました。

ディサイファはまだまだ体質が弱く、完全に仕上げきることはできません。でも８分の状態でも勝ってもらわないと困る逸材ですからね。日曜日を楽しみに待ちましょう。

今週の火曜日から本格的に調教騎乗しています。

今日は復帰後、初の追いきり騎乗で、メイショウピッケルとサトノジュークに騎乗しましたが、やはり追い切りはこれまた使う筋肉が別で、今また体のアチコチが痛いです。今は自分の体力でも乗り切れる馬を選んで乗っているので、この春いっぱいは杏姫にも、ミッドサマーにも、ディサイファにも乗れませんが、身近に見ていて、調子の良さは伝わってきています。みんな頑張って勝利を目指してほしいと思います。

とはいえ、天皇賞でもレース後、何頭も故障馬が出ていました。やはり、まずは無事に、です。

高速馬場についても色々と意見が飛び交っていますよね。

日本は数字にこだわるお国柄です。調教、レースでの走破時計、上がりタイムまでこと細かに表記され、それが馬券検討でも重要なファクターになっています。関係者は「いかに遅い時計で勝つか」を目標にはしているのですが、あの高速馬場ではどうしても「好時計」が出てしまうのです。

故障がないのが僕らも、そしてファンの皆様も同じ、共通の願いですよね。

今日、ジールドリルが障害試験に合格しました！

障害馬としてのデビューは来週の京都日曜日になりそうです。

鞍上は山本康志騎手です。この日はヴィクトリアマイルと同日で杏姫が東京で走りますが、僕は多分、京都に出張になるかと思います。

ジールの弟、スーパーセルは明日ゲート試験を受けますが兄妹揃って合格ウィークにしたいものですね。

左がスーパーセル、右がジールドリルの兄弟ショットです。