思い出の旅行 その2 | 小島良太オフィシャルブログ「馬なりぃ」Powered by Ameba

思い出の旅行 その2

前回は中学二年生の夏休みの八丈島大冒険を書きましたが、今回は僕の中で忘れられないもう一つの旅行について書き記したいと思います。

僕の通っていた高校は50ccのバイクが乗れる原付免許取得、そしてバイクての通学もOKという珍しい高校でした。
当然のように16才を迎えてすぐに免許を取得しました。何せ、学区外だった高校にわざわざ受験したのは、このバイクOKと制服がブレザーだから、という理由だけだったんですから。
しかし、もっと大きなバイクに乗りたい、と思う少年心は膨らむばかり。ついに高校には内緒で二年生の7月、中型バイクの免許を取得しました。ここまではよくあるパターンですが、僕は風呂釜洗浄のバイトと、喫茶店のバイトで貯めた貯金をはたいてバイクを注文、免許取得日に納車する段取りを組んで、免許センターから帰ってきた数時間後、何と北海道一周ツーリングに出発したのである。しかも1人きり!
まずは常磐道に乗り、青森の八戸に向けて出発。まだ、バイクに体が慣れていない。当たり前だ、納車と同時に出発したのだから。そして無事に八戸に到着し、苫小牧に向けて乗船である。当時、ツーリングは凄く流行っていたのでたくさんのライダーが船に乗っていたけど、そのほとんどが社会人や大学生です。なので、船内では皆が可愛がってくれて楽しい船旅になりました。そして苫小牧に到着。確か夜中か朝方だったと思う。船から降りると誰かが手を振っている。よく見ると札幌に住んでいた親父の弟、つまり叔父さんが待ち構えていたのである。どうやら親父に内緒で出発した僕を心配して、北海道に着いたら拉致するように頼んだらしい。それでは計画が全部パーになってまう。僕はフルスロットルで思い切り逃げた!「よし、逃げ切ったぞ」と思ったその瞬間、前方でチェッカーフラッグを降った警官が…。出発してわずか5分で捕まり、ついでに叔父さんにも捕まり、ダブル逮捕と相成りました…。
その日は叔父さんの車に誘導され札幌に連行されました。しかし、こんなことで諦めないのが良太少年。翌日、一瞬の隙をついて再び逃走!それから数日、駅で野宿したり、テントを張っているライダーのお兄さんたちにお世話になったりと、その日暮らしのようなバイクの旅を続けました。そして帰りも近づいたある日、立ち寄ったのはお婆ちゃんがいる小清水町。オホーツクに面した小さな町である。ここには親父の妹がいて、数日お世話になりました。ここでも親父の魔の手は届いていて、帰りに乗船する釧路港まで車で先導されながら茨城県の大洗まで船に乗せられました。自分の予定では、再び苫小牧から八戸、そして茨城まで自走の予定だったのが、茨城までの船に乗せられるという悲劇に見舞われましたが、逆境の中?数週間に及ぶ楽しいバイク旅行ができました。知らない間柄でもすれ違うときは必ずお互い手をあげ、安全を願い、行く先々でお兄さんたちに可愛がってもらい、ホントに充実した旅行でした。ただ、残念なことに、夏休みが終わり、友達とこの話をしながら盛り上がっていたら、僕の背後に先生というモンスターが笑顔で聞いていて、あえなくバイクの免許を没収されるという結末が待っていました(笑)
前回の14才での三人旅、そして17才での一人旅は僕の中で、一生忘れることのない旅になりました。


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思い出話しはここまでにして、今週から職場復帰をしましたが、火曜日、木曜日、土曜日と一日おきに1頭づつ、騎乗を再開しました。

まだまだ思うように力が出ないので大人しい馬を選んでの調教ですが、来週からは普通に騎乗できるよう、ジムで少しづつトーレーニングも開始しています。



今日は3頭が出走して残念ながらいい成績は挙げられませんでした。

明日は僕はツッチーこと、メイショウツチヤマの臨場業務のため京都に出張します。

最終レースだけなので14時くらいに競馬場に到着して、17時には競馬場をあとにしますので滞在時間はわずかに3時間ほどの京都出張です。



そして来週はNHKマイルカップ。と言えばイーグルカフェでの勝利が一番印象に残っていますが、今年は不参加。その次の週のヴィクトリアマイルに全力投球です。

ヴィクトリアマイルには杏姫が出走を予定しています。体力的にまだ杏姫のパワーについていけないので実際に騎乗はしていませんが、状態はキープできているとのことで楽しみです。
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コンビは組めなくても、やはりずっと一緒に頑張ってきてパートナー。

ちゃんと温かく出迎えてくれます。

人見知りする性格なので最初はこっちを向いてくれないかなぁ、と思っていましたが、ちゃんと覚えてくれていました。良かった。



そしてこの子は・・・
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レガーロの弟、メイショウピッケル。

前走も途中からの戦意喪失っぷりは逆にお見事と言うしかないくらいだよなぁ。

お兄さんはゴール前、急ブレーキをかけてたけど、ピッケルはレースの半分もいかないうちにやめちゃうもんなぁ。ちゃんと最後まで気持ちが続けば未勝利戦なら勝てるんだけど、なかなかうまくいかないもんです。



今週の追い切りでは、サトノジューク、そしてヴィルトゥオーサが芝コースで追い切りができるまでにステップアップしました。

デビューも近くなってきたし、このまま無事に進めていきたいと思います。

余談ですが、サトノジュークとサンマルデューク、厩舎でもみんなよく名前がごっちゃになって間違えてます(笑)

そして来週、ディサイファも復帰予定です。こちらも楽しみです。




皆さんはどんなGWを過ごされますか?

「そんなの関係ないよ」という方も結構多いかと思いますが、休みが取れた方は、目いっぱい楽しんで、たくさん思い出を作ってくださいね。



今日は「テルマエロマエ」を鑑賞してきました。

実は休んでいる間も映画だけはちょくちょく行ってました。

うちから数分で映画館にいけるので何本も観ましたよ。

「僕達がいた」の前編と後編、「バトルシップ」、「ブラック&ホワイト」、「僕達急行・A列車で行こう」などなど。

僕達がいたはすごーく若いアベックがほとんどで、男一人は僕だけだったなぁ。でもこういう純愛もの、結構好きなんですよねぇ。

ちなみにこの映画の後編のとき、休日だったこともあり、チケット売り場にはもの凄いアベックの群れが。さすがにここに一人で飛び込んでいくのは恥ずかしくて、「そうだ、レイトショーで観よう」と一旦帰宅。高校生くらいの子たちはレイトショーは観ないだろうと思った思惑は見事に外れ、またもアベックの群れが。

普段は一番後ろの席で観るのですが、この日はほぼ満席状態。仕方なく誰も座っていない最前列に座ったのですが、ただ一人、最前列のど真ん中でオッサン一人が見ている様のほうが滑稽だったはず(笑)

誰か一組くらいは「あのおじさん、ウケる~」って言ったはず、だ。


今日のテルマエは阿部寛さんがホント、いい味出してて。ちなみに「結婚できない男」のときは最高だったなぁ。







ということで、明日は長旅なので僕もこれで寝るとします。


明日はいいことありますように。

そして来週は思うように体が動きますように。
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