久しぶりです | 小島良太オフィシャルブログ「馬なりぃ」Powered by Ameba

久しぶりです

久しぶりになりました。



土日、新潟に行ってきました。

ここ数日はオホーツクからの風が吹いてきた?らしく涼しかったけど、競馬の日には気温もだいぶ上がっていましたね。


土曜日は新潟でアロマカフェとファンフェアが出走しました。

アロマは時計のかかる馬場のときにしか勝っていないように高速馬場はあまり得意ではありません。そして今回は58キロのトップハンデ。でもここ数戦の大敗がウソのように最後までしっかり走ってくれました。

引き揚げてきた豊さんは「だいぶ良くなってるね。もうちょっとキレる脚があればいいんだけど、合格点だね」と。

次回はもっと良くなるはず。期待しましょう。


装鞍所でのアロマ
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新聞に載ってたプール中のアロマ
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最終レースはファンフェアの登場。

外の2頭が速すぎて先手を奪えなかったけど、その時点で豊さんは「控える競馬を試してみよう」と思ってあの位置でレースを進めたそうです。「逃げなくても大丈夫なのは分かった。何戦かのうちに勝てるよ」と。

ただ、硬い馬場を気にして多少突っ張るような走りだったそうで、「馬場は柔らかめのほうが合うね」と。



この日、函館ではメイショウウルフィがデビューしました。終始付いていくのがやっと、という感じでしたが、次は長めの距離になると思います。




そして日曜日は新潟ではウエスタンオードウが出走しました。
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レース前のオードウですが、なんだか不安そうな顔ですね。

オードウはデビュー戦では勝った馬から2秒2、2戦目は4秒9も遅れてのゴールでした。

今回、今までとは違い、体が痛まないギリギリのところまで調教を強化しました。そして望んだ今回のレース。

勝った馬から2秒ちょうど遅れてのゴールでしたが、オードウなりに全力で、一生懸命走った結果です。

馬の絶対能力は生まれ持ってのものです。おなじようで全然違う意味を持つ言葉に「馬の能力を引き出す」のと、「馬の能力を引き上げる」があります。もし、オードウのような体が弱い馬に対して、能力を引き上げようとすれば体が悲鳴を上げ、故障してしまいます。だから生まれ持った能力を更にランクアップさせるんじゃなく、今持ってる能力を引き出してあげることが精一杯なんです。オードウの体の弱い部分を書き出したらホント、書ききれないくらいなんです。でもオードウは自分のできる範囲を一生懸命やる馬なんです。気持ちはいつも前向きだし、ヘトヘトになっても頑張って走っています。でも、それでもみんなから離れないように走るのが精一杯なんです。競走馬として、淘汰される世界に身をおく「サラブレッド」として、オードウの成績は最下位ランクなのかも知れません。でも僕はオードウが大好きです。遅くても一生懸命走るオードウは逆に「サラブレッドの鏡」なんじゃないかな、と思います。人間同様、馬の性格も様々です。ホントは速いのに一生懸命じゃないコ、教えても教えても覚えの悪いコ、怖がりなコもいればいきがってるコもいて、そして優等生なコ。ホント、1頭1頭性格もクセも違います。

データベースで過去、小島厩舎として所属した馬って何頭なんだろ?と調べてみました。アドマイヤカリブや、ヴェルトマイスター、今年いた中ではブルーカスケードなど、最終所属が小島厩舎ではなくなっている馬はカウントされていませんでしたが、250頭に登っていました。自分が他厩舎で厩務員だったころに出会った馬や途中で所属が変わった馬など全員を合わせると300頭くらいになるのかな?

このコたち、全員ちゃんと個性も持っています。性格や、特徴を大きく分けてしまえば簡単ですが、それでも名前を見ながら「こんなコだったなぁ」なんて全ての馬を思い出しながら懐かしい気持ちになりました。

コメントの中に「一番印象に残る馬は?」とありましたが、この質問が一番難問です。

一番、二番って順番をつけるのはホント困難で、未勝利で終わった馬、一度も出走できなかった馬、G1を勝った馬、全員が全員、同じだけ印象に残っています。

同じくコメントの中にセイリングシップという馬について書かれていましたね。小島厩舎から松永厩舎に転厩した馬でした。正直言うと、転厩した馬がいい成績を上げることは僕たちにとってはとてもショックなことです。セイリングは確か6、7戦くらい2ケタ着順を繰り返していたと思います。北海道に僕が滞在しているとき、セイリングの調教を頼まれました。最初、頼まれたとき、葛藤もありました。他の厩舎にいったほうが走るんじゃん、と思われるのは悔しいのは理解できますよね?そして担当していた厩務員さんがこれまた組合の委員長さんで、実はその組合と僕はちょっとしたトラブルで退会したばかりだったのです。なのでとても悩みました。でも、引き受けることにして、中山でのレース間際まで北海道で付きっ切りで調教しました。そしてレースの前週に美浦に戻り、中山で出走して、見事に1着で駆け抜けました。自分の中で色んな葛藤もありましたが、馬には何の罪もない、頑張って欲しい、と引き受けて結果が出せてとても印象に残っている出来事でした。(ちなみにその勝利の後、僕は組合に戻ることになりました)



さてさて、日曜日のレースの続きにいきましょう。

コロンバス、ホント頑張りましたね。レース後、四位騎手は「外に出さないで内を突いてれば勝ててた・・・」と言っていたそうです。でもそれは結果論であって、もしも内が開かなかったら5着もなかったわけだし、大健闘だったと思います。コロンバスは今ホント、充実期を迎えていて、このまま滞在して2600m戦で勝利を狙います。

オオトネは道中、ずっと鳴きっぱなしだったそうです。うーん・・・。









最近、思うことがあってちょっとブログのペースを落としていました。

休みの合間や仕事の合間など片手間でブログを書いているので読み返す時間もなく、どうしても誤字や脱字がそのままになってしまいます。

でも意味がわかればそれでいいかな、と思っていましたが、コメント欄にわざわざそのことを突っ込まれると僕からすると「せっかくコメント書いてくれるのは嬉しいけど、内容とか感想より、そっち?」って思ってしまいます。

こういうのもやっぱりID無しの人なんだけど、あまり喰いつくと「大人げない」とか言われるし。

僕は有料で人を集めてるわけでも、しっかりした読み物として提供しているわけでもなく、ただ、競馬ファンの方とのコミュニケーションをはかったり、目立たない馬にもスポットライトを当ててあげたいと思ったり、自分の趣味を書いたりしたい、とやっているので、誤字くらいで指摘されたり、「あなたのような名のある人が・・・」とか「もっと自覚して」とかは別にいいです。

物の好き嫌いも書けば文句言う人もいるし。


今日も誤字も脱字もあるかも知れません。

でもどうしてもきになる人はスルーしてください。







今日はやすみなのでこれから映画でも観てきますね。