明日も2時起きかぁ | 小島良太オフィシャルブログ「馬なりぃ」Powered by Ameba

明日も2時起きかぁ

中山から帰ってきました。


今日は京都でデンコウヤマトが出走しましたが、中山ではマスターコークとクーデワンダーの2頭が出走。

マスターはいつもの4コーナーで一旦おかれてしまう、といういつものパターンでしたが、江田騎手がもう一度エンジンをかけてくれたので7着に盛り返しました。これはマスターのクセのようなものでエンジンを再始動できればもし返し、できなければそのまま後方まで下がってしまう、という感じです。

そして最終レースに出走した総長。中山に到着後、ウンチをしてはその上にゴロゴロ寝て、ウンチまみれになり、厩務員さんが体を洗う。そしてその数分後、再びウンチをしてその上にゴロン・・・。そしてまた洗うを繰り返すこと4回。厩務員さんがポツリ。「お前・・・左官屋か・・・」と(笑)ウンチの上に寝るだけならまだしも体中に塗ったくってしまうそうで、ウンチがきれーいについた総長の体はまるで壁のようだったらしいです。

で、競馬のほうはというと・・・パドックから馬場へは「先出し」といってみんなより先に馬場へ向かったのですが、返し馬の途中で突然外ラチへ向かい急ブレーキ。そのまま岩のように固まってしまい、後続から馬が来るので危険なのでゲートの係りの人が迎えに行き、無理やり移動させた、ということです。レースではシンガリ負け。

500万クラスになってから、勝ち馬とのタイム差は、1、6秒→1,8秒→2,7秒→2,9秒とレース毎に離されていき、今日は3,0秒差。総長の場合、スターターなどをしている公正室の方々、いわゆる「馬術の達人」たちも何かと色々と面倒をみてくれました。そしてレース後、その方たちとも話しましたが、「そろそろ限界かな・・・」と。

僕らにしても、途中から担当しているこの道45年の厩務員さんにしても、馬術の達人たちも、お手上げ状態になってきてしまいました。彼の場合、よく言われる「バカつき」というのとはちょっと違っていて、とにかく、面倒なことがイヤな性格。全休日明けの火曜日はどの馬も一日馬房に閉じ込められてたウップンを晴らすかのように暴れたりするんですが、彼は何日厩舎に入りっぱなしだろうとそれは逆に天国気分。とにかく動くのがイヤみたいで動かされるくらいなら目一杯反抗してやる!って感じなんです。こういった馬の場合のほとんどは、現実逃避するかのように引っ掛かって走り、疲れたら止まる、というのが一般的なんですが、総長の場合、それすら疲れるからイヤ、という感じになってきて。一時期はこのタイプだったんだけど、それはそれで疲れる、と学習しちゃったんでしょうね・・・。今後のことはこれからオーナーサイドと調教師が話し合うことになりそうです。

皆さん、色々と心配かとは思いますが、その後のことはちゃんと探しますから心配はしないでくださいね。

小島厩舎の自慢は開業以来、いわゆる「処分」した馬は一頭もいない、ことですから。

今日、総長が使ったゼッケンは僕の家のガレージに飾りました。
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そういえば、ビックリすることがありました。

前回、6月30日のブログでプレジャーカフェの放牧とメイショウハルカゼの引退を書きました。

何気なく、昨年の今頃は・・・なんて記事を読みかえしていたら昨年の7月1日にプレジャーカフェとメイショウハルカゼを初めてこのブログで紹介していたんです。

メイショウハルカゼは初めて皆さんにお披露目してから引退の挨拶までがちょうど1年だったんですね。

そして偶然にも2010年7月1日と2011年6月30日のブログにはこの2頭の写真しか載せていないんです。

ホント、偶然って凄いなぁ、と思いました。






馬が睡眠をとるとき、寝転がって寝る馬、立ったまま寝る馬がいますが、共通していえる事は、あまり目は閉じていない、ということです。これも立って寝る馬のほうが多いことと同様、馬は動物界ではとても弱い、野生の名残からですが、寝ころがっていても危険を感じたとき、すぐに立ち上がれるように脚をたたんで、ピョンと立てるように寝ています。以前も書きましたが、馬は熟睡はあまりせず、短い時間の睡眠を何度か繰り返しながら寝ています。これらは全てが野生時代の名残りされていますが、こんな定説を全て覆す馬が・・・。


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どうですか、この姿。

まるで危険を感じていないのか、ここまで豪快に寝られるともう笑うしかありません。

しかもこのとき、調教前の時間で厩舎内はガヤガヤと騒々しい時間です。
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またに目をうっすら開けても・・・



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また爆睡(笑)


このコはウエスタンオードウ。

デビュー戦は15頭立ての13着、2戦目は勝ち馬から遅れること4,9秒差のビリっけつ。

木曜日に牧場から帰ってきて、さっそく熱を出し金曜日は平熱に戻ったものの大事を取ってお休み。

で、今日から調教再開なのですが、何でまだ何もしてないのにこんなに疲れ顔で爆睡してんだい・・・。

この後、まるで布団から出れない子供がお母さんに「ほら、さっさと起きて学校行きなさい!」って叩き起こされるかのように厩務員さんに起こされ、しぶしぶ調教に向かいました(笑)

でもこんな性格でもいざ鞍を付けて人が乗ればそれなりにははしゃいだり、騒いだりもするんですよ。

いやぁ、それにしても豪快過ぎるな。










先日、エアコンの修理に出していた僕の相棒が帰ってきました。
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ディーラーで「コンプレッサー、その他数箇所が」と言われ30万近くかかる見積もりを貰い、結局は僕が何かとお世話になってる工場に持っていきましたが、「コンプレッサーなんて効きすぎるすらい元気だし、ガス漏れもない。原因はここだけ」、と1箇所だけ部品交換して直り、ホント、わずかな金額で直ったけど、もしあのままディーラーで直していたら30万かけて部品交換した挙句、結局直らなくて、でもそのお金はしっかり請求されて・・・のパターンだったかと思うとマジで怖い。このパターン、実は前にもあって、冷却水が漏れたとき、10万円近くかけて部品交換したのに結局ダメで、でもお金はもちろん払わされて。で、工場で見てもらったら1万円くらいで直った(笑)僕の行ってる某ディーラーさんはやっぱりハズレなんだなぁ。前はそんなことなかったんだけどなぁ。

でもとにかく、キンキンに効くようになったエアコンのお陰で夏は無事に過ごせそうです。

この車、すでに8年目。13万キロはとっくに超え、下取り査定は10万円と言われたけど、毎年コーティングしてるから外見はピッカピカだし、足回りやブッシュ類などもしっかり交換しているので元気一杯。下取り査定してもらったとき「これだけ年式が経ってるのにこんなにキレイだから逆に事故車かと思いました」と言われたくらい。

まだまだ頑張ってもらいますよ。長く付き合うとやっぱり新しいのはやめて「こいつが動かなくなるまで乗ろう」って気持ちになります。今月一杯でアナログが終了するから新しいナビが欲しいけど・・・無理だな。








くわえタバコをしていて、ついうっかりそのタバコを手で当ててしまい、火の粉が飛んだ。

その瞬間、僕はとっさにこうやって目を閉じた
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なんと、運の悪いことに逆にその火のこをシワで挟んでしまった!

で、こんな火傷・・・
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汗が出るとヒリヒリして痛いんだな、これが。


おまけに足のこんなとこにマメができて、潰れたら馬に乗ってて超痛いし・・・。
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ちょうど鞍に当たる部分だから擦れて痛いっ!
















今日のグランドジャンプで故障した馬は残念ながら命を落としたと聞きました。

そして今朝の調教で僕の横を抜いていった馬がゴール後、明らかに異常な歩様をしていました。

後で聞いたら「腱断裂」と聞きました。

競馬でも調教でも、平地でも障害でも、ダートでも芝でも、未勝利でもG1でも、馬はいつも危険と隣り合わせです。


「まずは無事に」


です。