デットーリ騎手について | 小島良太オフィシャルブログ「馬なりぃ」Powered by Ameba

デットーリ騎手について

今週の出走馬が確定しました。

新潟土曜日にプレジャーカフェとイグナイトカフェの2頭、東京では土曜日にメイショウエデン、日曜日はイフポッシブル、メイショウツチヤマ、アルベルティ、メイショウオオトネ、ギンザアキレス、ファンフェア、ラタンバスケットレイフザラッキーの8頭で全部で11頭の大挙出走です。






新潟で出走する久しぶりなイグナイトカフェ
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お隣さんはよく寝るコ、タキオンカフェ君。

男の子と女の子だけど、どちらも発情していないので顔を近づけてもだいじょうV!






2戦連続2着と惜しい競馬に終止符を打てるかな?のファンフェア
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そしてファンフェアと同じレースで走る「同部屋対決」なメイショウオオトネ
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今回はブリンカーをしての競馬です。前回、内田騎手に「これだけやる気のない馬も珍しい」と言われちゃったけど今回は何とか善戦して欲しいですね。






みんなのアイドル、メイショウさんちのツッチー君
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「どうもザギンアキレスです」って業界用語(笑)でご挨拶なギンザアキレス君
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左回りにか実績がないし関西でしかいい成績を残せてないけど頑張ろっ!








今週の出走馬の騎乗者について、皆さんにはちゃんと説明しなきゃいけないですね。

今回、東京日曜日の出走馬のほとんどがデットーリ騎手が騎乗します。ここ数年の外国人騎手の起用について、賛否両論の意見が飛び交っているのは十分知っています。その中にあって、小島厩舎は比較的、日本人を起用することで応援してくれていることも知っています。

今回のフランキーの起用方法について、ビックリされた方も多いかと思いますが、小島家とフランキーの関係は普通に外国人騎手を起用するのとはちょっと違います。

フランキーとの出会いは今から20年前。彼がまだ見習い騎手の頃からです。
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オヤジも若い、僕が19歳、フランキーが20歳の頃だったと思います。今でこそ騎手の海外遠征も普通になりましたが、オヤジが騎手だった当時、時にヨーロッパは日本人に対して閉鎖的でした。そのころから夏はフランスに遠征ししていたのがオヤジでした。そして当時、フランスでトップジョッキーだったフレディヘッド騎手と仲良くなり、それからの付き合いだったのですが、あるとき、ヘッドから「自分が面倒をみている子が見習い騎手招待レースで日本に行くから面倒をみてくれ」と連絡が入りました。そして日本にやってきたフランキーと僕が同年代ということもあり、すぐに意気投合、僕がフランスに行ったときもドバイに行ったときもわざわざホテルま尋ねてきてくれたり・・・。そして僕を「一番の親友、いや、兄弟だと思ってる」と。彼がジャパンカップに勝ったときはそのステッキをプレゼントしてくれました。
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「このステッキでG1をいくつも勝ってきた」と。


そしてこれ、これも僕の宝物のゴーグルです
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空気穴のところにマジックで「P」と「D」が書かれています。これはフランキーが一番尊敬するパットエデリー騎手から貰った宝物で、そのゴーグルに自分のイニシャルのDを書き加えて僕にプレゼントしてくれました。

彼は毎年日本に来るわけでもなく、3ヶ月とかの短期免許でくるわけでもありません。そしてこんな数字が残っています。彼のこの12年間の日本での騎乗成績です。12年間でWSJSやJCなどの招待レースを除い騎乗回数は30戦。そしてその30戦のうち、小島厩舎の馬は20戦。つまり、騎乗馬のほとんどが小島厩舎なのです。そして小島厩舎との成績は20戦7勝、2着4回、3着1回、4着2回、着外6回。もの凄い成績だし、1番人気はわずか1回だけです。そしてどうしてこんなに小島厩舎の馬だけ乗っているのか、普通に考えたら世界一の騎手なんだから全レース依頼されるはずですよね。それは彼自身が「僕が乗るのは小島家の馬。なぜなら僕は日本では小島厩舎の専属騎手だから」と。あれも乗りたい、これも乗りたい、毎年日本に来て稼ぎたい、というものではありません。そして日本に来る際、通訳からエージェントまで全て「良太がいるから必要ない」と言ってくれます。

事実、今回も実はだいぶ前から日本にいけるかも、という連絡は貰っていたのですが、今回の来日も日曜日の12レース中、1レースは牝馬限定で54㌔はNG、12レースは日曜日に帰国の可能性もあるのでNG、そしてJCを除く9レース中、小島厩舎の馬に6頭、他厩舎は1頭のみです。

フランキーと小島家は20年も前からの濃密な関係であり、最高の親友がたまたま日本人じゃなかった、そして外国人騎手だった、しかも世界一と言われる人だった、というだけで別に外国人に執着しているわけではありません。もっとも、逆に豊さんを始め、蛯名騎手、後藤騎手、三浦騎手など長期にわたって海外に遠征経験があります。そしてスポット参戦するときは現地の仲間が馬を回してくれたりします。今回のようにスポット参戦するフランキーに「せっかく来るんだからこんなときはフランキーに乗せてあげなよ」というのがユタカさんでもあります。例えば凱旋門賞に行ったとき「せっかく来たんだから」と顔見知りの馬主や調教師が豊さんに馬を用意するのと同じことなんです。

どんなに説明しても外国人騎手を敬遠する方には「同じだろ」と思われるのかとも思いますが、でもフランキーだけはどうしても別なんです。今週もユタカさんにファンフェアに騎乗していただいてるし、来週もメイショウパルマやリュッシーに乗ってもらえることになっています。「ユタカさんの馬を全部フランキーに変えやがって・・・」って思うファンの方、数年にたった1日の小島厩舎のワガママをどうか理解してください。


この写真、イギリスの新聞で「フランキーのベストフレンド」って新聞に載せたそうです。
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そしてプレイベートな写真
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それは厩舎に遊びにきてくれて木馬に乗っちゃうフランキー
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ホント、気さくな「兄貴」です。






今日はフランキーについて説明しました。フランキーの来日は約5年ぶりなので5年前以降に競馬を始めた方には小島厩舎とフランキーの関係は分からないですよね。この説明で分かっていただけたらな、と思います。






何はともあれ、今週走る馬たち、誰が乗ろうが小島厩舎の馬たちです。いつもと変わらない応援、よろしくお願いします。

今週もみんな一生懸命走ります。








今日は文章が長くて読むのが疲れたかと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。