チッチキチーっ
皆さんこんいちは。
1時間以上かけて書いた記事が飛んでしまって泣きたい気分でまた書いてます。
先日、ザッケローニ監督のインタビューを観た方、いますか?
出場した選手を称える前に、出場できなかった選手や荷物持ちなど裏方で働いてくれた人たちに感謝の気持ちを口にしたザッケローニ監督にとても感銘を受けました。
あの精神、厩舎にも共通するんですよね。
小島厩舎には現在、50頭ほどの馬たちが在籍しています。そのなかには重賞レースで活躍する馬もいれば未勝利戦でビリっけつになってしまう馬もいます。じゃあオープン馬だけで厩舎は成り立つのか?それは違います。
未勝利の馬でも、そのコたちがいるから馬主さんから預託代を頂き、僕たちも仕事ができるのです、そして、彼らは自分の生まれ持った能力を懸命に振り絞り、限界まで頑張って走ってくれているのです。僕ら馬乗りにしても、1頭1頭から必ず何かしらを学びます。それはオープン馬でも未勝利馬でも同じです。彼らがいるからこそ、杏姫やアロマなどオープン馬もいるのです。どこコたちも小島厩舎の大切な一員です。
そこにどれくらい強い馬か、というランク付けはありません。
レースではランク付けされ、クラス分けされていても厩舎に帰れば全員がAランクなんですよ。
そして、中には大きな怪我をする馬、厩舎から離れなくてならなくなった馬もいます。
そんな中、道営で1勝、園田で1勝、引越ししながら合計2勝を獲得し、自らの手で中央復帰のキップを手に入れて戻ってきたコがいます。
メイショウグレイト。
皆さん覚えていますか??
中央復帰は小倉戦になりそうです。
また小島厩舎の一員としてよろしくお願いしますね。
オカマ仲間の総長が小倉から帰ってきました。
総長のレースのとき、もの凄い雪が降ってきましたよね。
嵐を呼ぶ男ならぬ、吹雪を呼ぶオカマ、です(笑)
「オイラはオカマ~、天災オカマ~」by石原裕次郎。
一緒に小倉から帰ってきたバウバウは帰ってきて早々、おやすみなさーい、です。
同じ週の1000万戦よりも速い時計で勝っちゃいました。
これで2勝目、次からは堂々と中央開催に出走できます。
こちらは京都から帰ってきたギンザアキレス君
彼の鼻の上をよーく見ると・・・
鼻をぶつけて、ちょっと切れちゃったんです。で、ホチキスで傷をふさいでいるのですが、これが鼻ピアスに見えるんですよ。イマドキの若者っぽくて何だか笑っちゃいます。それにアキレスってチョイ悪風な雰囲気かもし出してるし(笑)
出遅れなんてしなきゃ勝てたのに、ホント、素直じゃないんだから~。
鼻ピンちょい悪アキレスを今後とも宜しくっ!!
思い出の馬のコーナーでのストーミカフェの話しですが、彼の思い出を話したらそれだけで本が書けるくらい思い出がいっぱいの馬でした。それを1分で話すのは至難の業でした。
彼が危ないのは誰もが知っていてレースのたびに乗ってくれそうな騎手を探し、説得してたのが今となっては懐かしいなぁ。返し馬なんてした日には2周は止まらないですからね。
ストーミーが3歳の2月、共同通信杯を58キロを背負わされ出走し、それでもぶっちぎって勝ったときはホント、この馬の能力を感じたし、西のディープ、東のストーミーと言われたほど。放牧先で調教中に暴走し、骨折したときは目の前が真っ暗になったなぁ。復帰戦のときなんてNHKでディープの強敵が復活、と特集まで放映されたくらい。でもあの骨折で痛い思いをしたことが結局は引退まで響いて・・・・。
競馬関係者の中では「皐月賞に限ってはあのまま無事だったらストーミーのほうが・・・」という声が今でも聞かれるのが彼の一番の勲章かな。とにかく彼には自分の未熟さも自信も、両方もらった馬でした。
総長みたいなコが来ても何とか投げ出さずにやってこれたのも「ストーミーに乗れたんだ。これくらいどってことない」って自分に言い聞かせることができるから。それくらい全てにおいて強烈な馬でした。
正直、仕事行きたくない・・・って何回も思ったもんなぁ。馬場に入ってから動くまで30分、その後、キャンターにならず、イヤイヤの速歩を1800mの馬場を3周、と思ったらいきなり1ハロン10秒台のトップスピードで爆走し、ゴール前が軽めのキャンター。なのにそのまままた馬場を1周くらい止まらなくなり、最後は出入り口向かって爆走。マジで毎日怖かった・・・。ちなみに僕は2回だけ調教に乗らなかったことがあります。その2回とも乗り役を振り落とし、トレセン中を駆け回ってました・・・。
彼の話しはホント、本にしたいくらいです。
今日、やっと歯が入りました!
これでちゃんと噛めるぞーっ。
そうそう、歯医者さんで「生活歯は大丈夫ね」と言われたのを「生活費は大丈夫ね?」と聞かれたのかと思い、「はい、歯が高いのは覚悟してたし、生活費は何とか大丈夫です」と答えた僕(笑)
歯も入ったし、ついでに髪もサッパリしよ、ってことで切ってきました。
でもサッパリしたら白髪が目立った!ってことで白髪染めを購入ー。
先日、田村厩舎ブログで勝負服について書かれていましたね。あれだけ綺麗にしているのはホント関心させられました。ちなみにうちの厩舎はこんな感じで管理しています。
上にある「太」と書かれたバケツに注目!
あれ、手入れ道具が入っているんですが、うちの先生はパドックに出発する寸前に調教師自ら、馬の手入れをするんですよ。もっと凄いのが、パドック周回中に下痢ピーをした馬がいたとき、タオル持参でパドック中央に入り、周回している馬のコーモンを拭きに行っちゃった(笑)
うちの馬はどこの馬よりもパドックでピカピカなのが一番の自慢でもあります。
せっかくの晴れ舞台、綺麗にしてあげたいですからね。
デザインに興味のある方は是非!!