久しぶりです
何から書こうかな・・・。
しばらく更新してなくて心配して頂いた皆さんには申し訳なく思います。
ブログを始めてから2年が経ちますが1週間以上も更新しなかったのは初めてかもしれません。
この1週間、色々と考えることもありまして、ブログを休んでいました。
心配していただいたのに失礼かと思いますが、理由などはあえて触れませんがご了承ください。
先週はエリザベス女王杯が行われ、コロンバスが6着とはいえ、大健闘の走りを見せてくれました。
妹以上に輸送が苦手なので早めに栗東入りしたにも関わらず、大幅に体重も減ってしまって。
あのメンバーに入って一瞬は先頭に立つ勢いも見せてくれたし、何よりアパパネとはコンマ2秒の競馬ができたのは凄いことです。妹が秋華賞でアパパネに迫った時計差も同じコンマ2秒。姉ちゃんも妹も小さい体でホントよく頑張ってくれました。どっちもパドックで見ると他の馬に圧倒されちゃいそうなくらい、か細い体だけど根性は負けてない。妹の3着もお姉ちゃんの6着も僕の中では1等賞です。
「牝馬同士の限定戦じゃなくてもG2くらいなら勝てるよ!」と豊さんにも言ってもらえました。
在厩馬のほとんどが来週のJCウイークに照準を合わせている馬が多いので今週も少なめです。
東京は土曜日にマスターコーク(武豊)が出走します。年明けには繁殖に上がるかも知れないのであと1つ、どうしても勝たせてお母さんとしてはくをつけてあげたい。
福島では福島記念にミステリアスライト(中舘)が出走します。蛯名クンによると前走は「着狙いの乗り方をすればそれなりの着にこれたかもだけど勝ちに行ったから」とのことでしたが、今回は小回りの2000m。スイスイ行ってサクっと勝っちゃいましょう。そして、どうしても勝たせてあげたいバウンシングライト(中舘)も福島で出走します。そしてそして、いよいよ転厩馬のラタンバスケット(中舘)も出走します。ラタンは転厩前にゲート注意を受けていて、レースでの鼻出血要注意も受けていて、ノド鳴りの手術も受けていて、屈腱炎を発症し1年半も休んでて、小島厩舎に来てすぐに発熱をしたり・・・。でも色々な問題をクリアして出走までこぎつけました。過去の成績からすると明らかに芝向きなのですが、脚元の関係でダート戦からのスタートになりますし、レース勘も戻ってないかも知れません。でも坂路とプールの併用調教に加え、厳しいゲート練習にも耐えてくれました。ラタンとの付き合いはまだ日が浅いけど、ホント、心底応援してあげたくなる子です。もちろん勝って欲しいけど、まずは無事に厩舎に帰ってこれるように、です。
それからトゥモローカフェ、メイショウデジレも福島での出走を予定しています。
豆知識講座でもいきましょうかね。
僕もよく見ているブログで内容からするとマスコミの方なのかな?と思うくらい詳しい方でQ&A方式で皆さんからの質問に答えているのですが、休み明けの馬などによくある厩舎コメントで「鞍をおいて○○キロ、というコメントを目にしますが、鞍は何キロなんでしょう?」という質問に「鞍は1キロくらい」と回答されていました。1キロの鞍は競馬用であって、厩舎コメントの「鞍を置いて・・」というのは馬装を全てした状態での調教時の体重を言います。これかを全部合わせると平均して8キロになります。なので例えば「鞍を置いて460キロ」というようなコメントを目にしたらそこからマイナス8キロが馬体重だと思ってください。
競馬だと58キロくらいの斤量でも重く感じますが、毎日の調教ってかなりの重量になるんですよ。例えば僕の場合だと体重60キロ、服やヘルメット、プロテクターなどを着て64キロ、馬装を合わせると負担重量は72キロ、ということになります。50キロの騎手が乗っても62キロくらいにはなっている計算ですからね。
懐かしい写真が出てきました。
これは僕が1997年にサクラローレルとフランスに行ったときの写真です。
馬房の中にいる人と僕が立ち話をしていました。
最初は大人しく待っててくれたのですが、あまりにも立ち話が長かったのか・・・
「いい加減にしろっ!」って僕に頭突きならぬ鼻突き1発!
それにしてもローレルって細くて長い馬ですよね。500キロあるようには見えないし、見栄えもいいとは言えない体つきだったのにあんなに強かったんだもんなぁ。
この1週間、ホントご心配おかけしました。
改めて、お詫びと感謝の気持ちでいっぱいです。