乗馬クラブにて | 小島良太オフィシャルブログ「馬なりぃ」Powered by Ameba

乗馬クラブにて

皆様こんにちは。


先週はリュシオル、ジンオンザロック、メイショウデジレ、サニーラブカフェが出走しましたが、みんな頑張ってくれたけど結果はいい成績は残せませんでした。

勝つのはホント、難しいですね・・・。



そうそう、JBCの日の夜、豊さんにお祝いの電話をしましたが、すごく喜んでましたよ。「スッキリした!」って。

そして土曜日の朝にはノリちゃんが調教に参加していました。「昨日から乗ったんだけど、15-15ピッタリで乗れたし、もう大丈夫」と言っていました。15-15とは僕たちの基本中の基本。200mを15秒のラップで走ることなのですが、この15秒というラップを体内時計が正しくなければなりません。普通に走るキャンター、追い切りや競馬などで走るギャロップがありますが、そのちょうど中間のようなスピードです。

軽めのキャンターだと200mを20秒くらい、普通キャンターは200mを16~19秒程度、ギャロップだと200mを13秒とか12秒なのですが、15-15というスピードはその中間にあたります。これが正しければ体内時計が正しい、とされています。ノリちゃんはそれがピッタリだったので一安心したようです。日曜日も早い時間から調教に参加していたので復帰も近いかもですね。

そうそう、メイショウオオゾラはデビュー戦でノリちゃんの馬に負けたのですが「この前の京都戦、見てたけけどオオゾラもやっぱり走るな。でもまた1頭だけ強いのがいて運が悪かっただけだよ」と言ってくれました。

そのオオゾラは次回は朝日杯かホープフルステークスを予定しています。先に勝ち上がってるトチワカのほうは葉牡丹賞、アキレスは中山3週目のダート1800m戦を予定しています。



新馬がこぞって入厩してきているので今週も出走馬は少な目です。

京都で新馬戦にメイショウキスゲ(幸四郎)・コロンバスサークル(武豊)の2頭、東京は出走無しで福島ではイグナイトカフェ(中舘)・フレイヤ(太一)・サンマルプリンセス(太一)の予定になっています。


ラタンバスケットの1口馬主さんからコメントを頂きましたが、ラタンは11月21日の福島競馬10日目の3レース、牝馬限定のダート1700m戦に中舘騎手で予定しています。以前からゲート難があり、要注意を受けているだけあって、ゲート入りが悪いですが、シッカリ練習しているので大丈夫だと思います。先週は坂路で50秒台もマークしているので仕上がり具合も順調ですよ。ゲートは難アリですが、それ以外は手のかからない子で賢い女の子です。長期休養明けなのでまずは無事に、が大前提で脚元の関係でダート戦になりますが、なんとか頑張って欲しいですね。




そうそう、つくば市にあるクレイン茨城に行ってきたのですが、馬房を散策していたらこんな看板を発見!
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名前は変わってますが、この血統でピンときました!

サクラデインヒルじゃないですか!

2005年に道営に転厩したので行き先は分からなくなっていましたが、まさかこんな近所にいたとは・・・。

サクラデインヒルは思い出が一杯の馬でした。いや、いい思い出はほとんど無いのですが・・・(笑)

とにかく突進癖がある馬で乗った人全員落馬した馬でした。顔を下に擦るくらい下げてスタートするのでそのまま一本背負いされるかのように落馬した人が何人いたことか。田中のカッちゃんなんてスーパーマンみたいに吹っ飛んだもんなぁ(笑)でも7年も小島厩舎にいて、ホント長老として君臨していたのですが、北海道に移籍し、引退後にうちの近所にいたなんて、運命だよなぁ。

この子に乗ってて「楽しい」と思ったことは正直、一度も無かったくらい恐怖感満載な馬でしたが、今ではノンビリと乗馬をしているようでホント良かった。たまに係りの人に聞いたら「いやぁ、たまに危険なことあるんですけどね」と苦笑いもしていましが(笑)

ちょうど馬場で乗馬をしていたので写真を撮ってきました。
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よく見ると流星の下、鼻革の上のあたりに2つ、小さい白い毛があるのですが、これはオカベさんが競馬に乗ったとき、ゲート内で扉に激突して怪我をした跡なんですよ。いやぁ、ホント、近所にいたなんて・・です(笑)

今度乗らせてもらおうと思ってます。

ちなみに現役時代のデインヒル君。ネットで検索して写真をお借りしちゃいました。
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中央時代だけでも50回以上も出走した元気オヤジ、これから先も元気に頑張って欲しいですね。





さて、役に立たない豆知識の「サラブレッド都市伝説」コーナーです。

競馬の世界にも昔から言い伝えがあります。

もっともポピュラーなものに「左後一白は名馬の証」というのがあります。後ろの左脚だけが白い毛になっている馬は名馬になる、というものです。上のサクラデインヒルの写真を見ると、右の前脚も白いですが、これが左後ろ脚だけだったら・・ということになりますね。だれがいつ言い出したのかは分かりませんがこれは昔から言われているまさに都市伝説です。ディープインパクトやウオッカは違うけどブエナビスタは該当していますが、まぁ・・・迷信でしょうね。

毛色の都市伝説として、競走馬としても種牡馬としても成功したサクラユタカオーはセリで3500万円で取引されたのですが、血統、馬格からすれば安値でした。何故安値だったのか。それは当時、ユタカオーの父テスコボーイにまつわる言い伝えがあったからでした。「テスコボーイの栗毛は走らない」というものがありました。栗毛のサクラユタカオーは当然、安値で取引されましたが、天皇賞を勝ったり、種牡馬としても種付け料が1000万円近くあがったこともあるくらいの大成功を収めました。

ツムジが2つあると偏屈者、なんて人間世界でもいいますが、馬の世界でも同じく気が悪い、なんて言われています。

馬ではなく、東京競馬場にも言い伝えがありますね。東京競馬場の4コーナー付近のケヤキの木を切ろうとすると祟りが・・・というものです。テレビ中継でも「ケヤキの向こうを通過」なんて言いますよね。祟りが起こるとされるあのケヤキの付近が僕の「本籍地」なんですけどね(笑)

都市伝説って結局は言い伝えがほとんどですよね。








さて、今日は休日です。

僕はこれから掃除と洗濯(直りました)をしてから買い物か映画でも行ってきます。