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チョーパンは馬に乗ってる時、馬が突然頭を上げたとき顔面に馬の後頭部がヒットすることを言います。馬の後頭部は非常に硬く、大概は鼻血がでるか目がパンダになります。こんなときに「チョーパン食らったよぉ」って言います。


さてさて、去勢についてですが、昔より去勢が少なくなった一番の理由は…一見、去勢も酷く感じますが、昔のほうが「なんとかして能力を引き出そう」という考えが強かったからだと思います。今はそんなことしなくても次から次に馬もいるし…と。見切りが早い証拠かも知れません。去勢に効果があったかどうかを見分ける方法として、去勢後、一旦体重が大幅に減少し、段々と戻ってくると成功という見方があります。これは精神的に変化があった、ということです。小島厩舎では以前、サクラデインヒルという馬は大成功しました。タイガーカフェは真っ先やりたかったのですが血統的に種牡馬としての可能性を無くしたくなくて怖かったけど最後まで我慢しました。その甲斐あって今はチェコスロバキアで種牡馬として余生を送っています。もし彼が去勢していたら引退後は性格的にも乗馬も無理だしその後のアテがなかったと思います。クーデワンダーは牧場時代からすでに去勢の話が出ていてほどで、でも去勢しないで済むなら、と今は延期して様子を見ています。
1982年のJCに来日したアメリカのジョンヘンリーというセン馬(去勢した馬)は日本で言えばディープインパクトのような有名な馬でした。セン馬にしたことを悔やむ声と、セン馬にしたからこそ、殿堂入りするほどの成績を残し、幸せな余生を過ごせたという声がありました。
効果のほどはそれぞれです。でも可能性を求めるという点で、決して悪いことではないですよね。

さてと、今日はウイナに行けるかな

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