海南市にある「琴ノ浦温山荘園」のイベントに先日行って参りました。
「琴ノ浦温山荘園」は明治21年に日本で初めて動力伝動用革ベルトを製作し、その後、世界有数のベルトメーカーとなった新田帯革製造所(現 ニッタ株式会社)の創業者、新田長次郎翁により、この地に大正初期から造園されました。
「温山荘」の名称は“温山”の雅号を持つ翁の求めに応じて、東郷平八郎元帥により命名されました。当初は翁の健康維持のために使用していましたが、在世中に一般人にも解放されるようになりました。翁の没後はその遺志により、「財団法人 琴ノ浦 温山荘園」(現 公益財団法人)が設立し、管理にあたっています。
平成22年、文化庁より庭園は国指定の名勝に、建造物は重要文化財に指定され、平成23年7月、県より公益財団法人として認定されました。
引用元:「琴ノ浦温山荘園」ホームページ
http://www.onzanso.or.jp/introduction/top.html
何とも撮り応えのある風景。
造園者であり日本初の動力伝動用革ベルトを製作した新田帯革製造所(現 ニッタ株式会社)の創業者、「新田長次郎翁」は現在の愛媛県松山市山西町出身。
個人庭園としては日本最大である温山荘庭園を海南市に造園。
県外の偉人が海南市に別荘を作ったというエピソードが興味深いです。
その温山荘庭園では毎年秋に「秋の遊宴」というイベントが行われているそうで、今回初めて行ってきました。
飲食ブースや雑貨ブースが並ぶ中、和太鼓演奏、よさこい、演歌と「和風」なステージが繰り広げられました。
ちょっとした思いつきで始めた「突撃!となりの海南市」ですが、こうして資料を見ていくうちに、和歌山には日本が誇る文化が沢山あるんだなと気づかされました。
個人庭園としては日本最大の面積を有する温山荘を、世界有数のベルトメーカーの創業者が造園しているなど、歴史的に価値のある文化が想像以上に多いなと気づかされたのです。
ブログコーナーとしては「海南市」をピックアップしている訳ですが、このブログを通じて和歌山の誇れる文化を全国に発信していきたいなと改めて思いました。
今回のイベントの様子はホームページのAlbumコーナーに記載しています。
https://reiibukirei.wixsite.com/2018-in--1