私がよく訪れる路線の一つ、わたらせ渓谷鉄道。

 

その目的は他でもない、わ89-310形の撮影です。

 

 

↑わ89形について詳しくは公式サイトをご覧ください↑

 

長らくわたらせ渓谷鉄道の主力車両として活躍してきたこの車もWKTの導入が進み、今では313と314の2両のみ。わ89-310形は富士重工製LE-DCシリーズの気動車であり、その中でも割と初期の部類。LE-DC自体が全国で数を減らしている中、関東圏でその姿を見ることができる貴重な存在です。

 

2024/5/2

 

GWに挟まれた平日。大学は授業調整で休講でした。

バイトも終わり家に帰ってほっと一息。

夜勤だったので深夜1時を回る中、突如として思いつきました。

うだ  足尾  行こう。

という事で翌朝始発に乗るため、4時半に目覚ましをかけてそのまま就寝。。。
 
翌朝目を覚まし、異様に高く登った太陽が目につきます。
恐る恐る時計を見ると、午 前 9 時 .
はいやらかしました。。。
 
普通に考えて無理ですよね。3時間睡眠なんて。何故いけると思ったんだろう。深夜テンション怖い怖い。
 
気を取り直して。
朝ごはんと準備を済ませいざ群馬へ。
89形が走ってるかどうかは、完全に運次第です。
 
特急で赤城駅に降り立ち、大間々駅へ歩きました。
到着するや否や桐生駅へ向かう上り列車を発見。それもわ89-314です。
しめしめと思いながら大間々手前のカーブへ小走り。カメラの設定をして構えると踏切が鳴り始めました。
 
わ89-314 756D 桐生行き
 
きました。昼の光線に照らされるあかがね色。
桐生の単体幕もかっこいいです。
 
 
振り返って後ろ姿も。煙と轟音をたてて去っていきました。この色で逆光は流石に真っ暗だなぁ。
 
その後は大間々駅でフリーきっぷを購入。折り返してきた314に乗車し、一気に北上します。
 
大間々に313の姿がなかったので、途中ですれ違うかもな。。と思いながら揺られていると…
 
おおおっ‼
 
やはり水沼ですれ違いました。今日の運用は当たりですね。
 
途中、神戸駅で5分ほどの停車があったので少し降りて撮影。平日といえどGWの真っただ中。観光客もそれなりに多いです。
 
 
 
ほんと、かっこいい気動車だ。。
 
レストラン清流とも絡めて
 
再び北上します。
神戸駅を出てすぐ、列車は超長い草木トンネルへ
 
 
照明が少なく薄暗い車内、ひたすら響く轟音。なかなか雰囲気があります。
しかし通過に要する時間は約10分。携帯の電波も通じず、途中だんだん飽きて眠くなってきます。。。
 
その後も美しい新緑の渓谷沿いを走り、終点の間藤に到着。
 
 
五月になったばかりの間藤。流石に雪は残っていませんが、ウインドブレーカーなど少し厚着をしないと寒いです。
 
足尾方面へ歩き、新緑と絡めて撮れそうな場所を探します。
 
松木川を渡り、踏切を超えた先の小高い場所へ行ってみると、何やら撮れそうな場所を発見。発車時刻も迫っているのでカメラを構えて待ってみます。
 
わ89-314 722D 桐生行き
 
新緑の中を単行の軽快気動車がゆく、模型のような1枚になりました。少しごちゃごちゃ感はあるけど...
 
次の列車までは1時間以上あるので、再びゆっくり撮影地探し。松木川を渡るわ鐵をどうにか下から撮れないだろうかと思い、川へ降りれそうな場所を探しました。
 
堰堤(小さなダム)の手前に川へ降りれそうな場所を発見。急な坂を下りて川辺へ降り立ち、線路がある方向へ歩きます。
 
 
丸々とした大きな岩がゴロゴロ転がっており、足場はかなり悪いです。川に落ちたり、転んで怪我をしたら大変なので最大限の注意を払って。。
 
 
なかなかいい場所を見つけました。ここで待ってみましょう。
 
お腹も減ってきました。時間もたっぷりあります。岩に腰をかけ、コンビニで買っておいたサンドイッチとお茶を出してお昼ごはん。新緑の中、川の音と冷たい風が心地良いです。
 
わ89-313 721D 間藤行き
 
松木川に映る新緑と一緒に。構図に悩みましたが中々良い1枚になったのではないでしょうか。
紅葉の時期にまた来たいなぁ。
 
その後は間藤へ戻り、再び乗車。南下していきます。
 
(後編へ)