海外で仕事・生活をするにあたり必要なもの・こと、として言語の前に、体力とFlexibilityを挙げたが、もちろん言葉ができるに越したことはない。

 私は英語に関しては1か月だけ大学時代にアルバイトで貯金してイギリスの語学学校へ通った経験はあるものの、それ以外は日本で英語を勉強しただけだ。また、メキシコへ行った時にも日本でスペイン語を大学時代に1~2年第2外国語として授業を取り、2年目にはそれ以外の語学学校に週に2回通ったぐらいであった。

 そういういわゆる外国留学経験がない自分だが、なぜ海外で仕事ができているのか?語学が得意な人と不得意な人とは何が違うのか、を考えてみた。そもそも脳科学的に言うと、女性の方が男性よりも言語脳が発達しているらしい。それに関しては脳科学の本を読んでいただきたいが、もう少し一般人的な感覚で言うと、まずおしゃべりが好きな人・社交的な人の方が語学は間違いなく上手くなる、と思う。その理由は皆さんわかっていただけると思います。それ以外にも、リズム感がある人、たとえば小さいときにピアノなどをやっていた。あるいはモノマネができる人、なども語学ができるようになるのが早いと思われます。これは自分がそれに当てはまるんですが、多分、発音とか決まり文句とか、耳に残りやすく、聞いたものをその通り口に出すのが少しうまいんだと思います。

 あとは当然ながら語学を学ぶのであれば、若ければ若い方がその国の人や文化に溶け込みやすいので、20歳代と40歳代で海外に来るのであれば、早く来た方が良いのは間違いないです。それは前回触れたFlexibilityにも関係していると思いますが。