海外で仕事・生活をするのに必要なもの・こと②として挙げたいのは、英語で言うところのFlexibility。

 日本から海外へ来る人を今まで何人も見ていたが、残念ながらプランの途中で日本へ帰国する方も少なからずいる。いろいろな理由があるので一般化は難しい。ただいろいろと相談にのる中で私が感じているのは、意外に「こうあるべき」とか「日本ではこうなのに、xxxxx」みたいなことを言う人たちが多い。

 それでもアメリカは映画やNetflixなどでいわゆるアメリカのライフスタイルなどを見る機会も多いので、アメリカに来ても意外に驚きは少ないが、とくに途上国に行けばその違いに驚かされる。

 その違いを見たときに、「なんでこうなんだ。こうあるべきだ」、と感じると思うが、その時に、その違いも笑いに変えて、「へえ~、海外ってこうなんだ。おもしろいな~」と思えるかが、その違いをストレスに感じるか、感じないかの決定的な違いなのではないか、と感じている。

 海外は教育も異なり、多民族国家などでは各家庭ごとにマナーや教育方針も大きく異なるので、AからBへ到達する、という課題に対して、その到達する方法・到達する仕方はあまり重視せず、到達することに重きを置く傾向がある。そういうことからいろいろな違いが日本とはあるのではないか、と考えるがいかがでしょうか?