金曜日に、各部署の部長たちが集まるミーティングに呼ばれた。あくまで、そのミーティングをオーガナイズしているのは、私のプロジェクトチームの購買Dであった。そのため、気持ち的に小生も受身で、とくに準備らしい準備もしないで望んだ。会議が始まると鋭い質問が突然小生に向けられ、その会議の雰囲気に呑まれ何も話せなかった。
 完全に気持ちの上で負けていた。明らかに準備不足だ。
 スポーツとビジネスは非常に似ているので、スポーツの例で話をすると、今日は代打で出場する事はないと思っているところに、突然代打で出場が回ってきて、三振に倒れたときのような感覚だ。
 つまり、どんな会議であろうと自分にどのような質問がくるかを前もってシュミレーションし、ある程度回答を用意しておくべきである。やはり用意周到でなければならない。
 また、特にアメリカでは短い時間の会議で次々といろいろな事が決定されていき、しかもアメリカ人たちは非常に会議になるとハイテンションとなるので、われわれ日本人は前もってテンションをかなり上げた上で会議に臨まないとその場の雰囲気に呑まれてしまう。ある意味、会議は戦場なのだ。