バケーションからの帰りの飛行機内で読みかけであった松井秀喜選手の「不動心」を読み終えた。どこまで本人が書いたものかは疑問が残るが、それなりに示唆の多い本である事には間違いがない。やはり一流の選手の言葉は示唆に飛んでいる。
 松井選手は小学生のときに松井選手のお父さんから「努力できる事が才能である」と教えられたそうだ。彼は大リーグでも屈指のスラッガーであるアレックス・ロドリゲス選手やジータ選手の例を挙げ、彼らの才能を持ってしても、みんな努力をしている、といっている。また、彼等はひたすら練習するのではなく、何が自分にかけているのかを冷静に分析した上で、それを補う練習を貪欲にしている、と言っている。
 非常に当たり前のことを言っているように聞こえるが、この当たり前のことの継続こそが、力となるのであろう。