4月30日付の日経ビジネスのビジネス世論というアンケート結果を見た。今回の質問は、「非正社員が増えたか」という問いに対して、58%が増えた、としている。
 また読者の声として、「より専門的な仕事を非正社員が担う一方で、その管理や事務手続きを正社員が担おうことに疑問を感じる」、「非正社員の教育に手間を取られるので、正社員のモチベーションが下がっている」、「同職種同賃金となっておらず、非正社員との間で摩擦が起こることを危惧している」などの声が聞こえる。
 非正社員の可否はここでは議論はしないが、これはわが社の日本法人、ならびに前職の日系自動車部品企業でも小職が言ってきていることだが、英語で言うところのジョブディスクリプション、つまり何をどこまでの責任で行うのか、を明確にする、つまりゲームをする前にルールを明確にしよう、というものだ。もっと言えば、非正社員と正社員の違いは何か?Aという非正社員の仕事内容、責任はどこまでで、それを管理するBという正社員の仕事内容、責任はどこまでか、を明らかにするべきであろう。
 確かにルールをはっきりさせないことでよいこともある。しかし、今は明確にすることの方がメリットが大きいのではないか、と考える。
 皆さんはこの点に関してどう考えますか?