朝日新聞ドラクというホームページで工業デザイナーの奥山清行さんのインタビューを読んだ。皆さんも既にご存知だと思いますが、彼は、GM、ポルシェ、フェラーリと自動車のデザインをしてきている世界的なデザイナーだ。現在独立をして、自動車だけではなく、家具、めがねなどを含めてより広い分野で活躍をされている。
 彼がインタビューで言っていたが、世界、ヨーロッパ、イタリアを代表するフェラーリを日本人がデザインする、ということでアジア人への偏見もあり、それなりに大変だったが、彼は実績を積めば、日本人として出なく、オクヤマのデザインとして理解される、と確信があった、と言っている。
 よく言われてきていることだが、日本の会社に働いていると、気がつかないうちに、つい会社の名前で仕事をしている、あるいは会社の名前で仕事をしていることが多い。
 アメリカでは、人と合った時に、極端な話をすれば名刺を交換することは余り重要視されていない。それよりも何をどのように話したか、どのような成果を残したことで、名前が心に刻まれる。形よりも実を取る、とでも言おうか。
 皆さんも、自分の名前で仕事をしていますか?そして、自分の仕事(メールや提出資料)に自信を持って自分の名前を入れていますか?