パートナーとの関係であれ、親子の関係であれ、とにかく”作り上げていく”という事に尽きるのではないかと最近思う。

 

 

 

パートナーの嫌な部分が見える事もあれば、自分の理想とはかけ離れた我が子の行動に少しザワつくこともあるだろう。

 

しかし、それと同じように自分もまた嫌な部分を持ち合わせていて、子供にとっては理想とはかけ離れた行動をしてしまうのも自分である。

 

 

 

誰かが悪者であって自分は正しいなんてことは絶対にないし、自分は完璧にしているのに子供が思うようにならないなんてこともない。

 

 

 

全て自分が悪いという事もまたないだろう。

 

 

好きな人にも嫌な部分があり、かわいい我が子にも天使な部分と嫌な部分がある。自分の中にも善の部分と悪の部分がある。

 

 

 

 

だからこそ、作り上げるという意識がとても重要になる。

 

 

誰かを悪者にせず、自分を過剰に責める事無く、悪かった部分は反省し、言いにくくとも相手の事も指摘する。

 

 

親だとか、男だとかわけのわからないプライドを捨て、常に変わる事を恐れない。

 

 

 

 

世間的には立派で、会社の中では役職があって人を使うたちばであろうと、赤の他人と共同生活するという意味においては新入社員と同じでなにもかもが初めてのはずだ。

 

 

そして、相手もこの経験は初めてなのだから、お互いいたわりあう気持ちを持ち、立場主義にならず、一つ一つを自分たちの心地良いものにする為にゼロから試行錯誤で作る意識がとても重要なのだ。

 

 

親子関係においてももちろんそれが言える。

 

 

長い年月を生き、いろんな経験を経て立派な大人であったとしても、人を育てるという経験は初めてのはずだ。

 

 

 

こうあるべき、こうするべきを脱ぎ捨てて、時には失敗や挫折も繰り返しながら、より良きものにする為に”作り上げる”、”共に成長する”

 

 

 

そんな意識を持ち、変わる事を恐れさえしなければ、理想とはいかなくとも、きっと自分たちなりの心地よい関係ができて行くのだと思う。

 

 

 

 

短期的にみると恋愛結婚の方が満足度が高いが、長期でみるとお見合い結婚の方が満足度が高い傾向にあるらしい。

 

 

好きで一緒になったという理想から入ると良きものにする努力を怠り、ゼロベースだから努力して良くしていくという事の違いの様だ。

 

 

スタートはどうあれ、統計的にどうあれ、良い関係を築く努力をすれば道は開ける。