旅の綴りの最後は、この度手にした名工の三線の紹介。
何たって今回の旅行、この三線購入がメインだったんですから・・・。

購入したお店は、「三味線乃店 親泊宗康」さん。
三線購入を検討し始めた際、田所ヨシユキ先生から紹介して頂き、我が師、スージー先生もここの職人の作品を持っているということから昨年夏に、お店を訪問。
その後、約半年間三線の素材等について研究して、この度、購入を決意しました。

職人さんは、那覇市内の店舗兼工房で親子2代で営んでおり、業界では正に名工の域の方との事。
まだまだ三線の何たるかを全く極め切れていない自分ではありますが、スージー先生、田所先生が奏でる名工の作品を私も欲しいと思ったのと、職人さんの人柄に惹かれて、ここ親泊さんのお店を選びました。

出発前に予め、お店に連絡して、用意してもらった三線を店内で弾いてみるも、どれもよく鳴る。
1本弦を弾けば、一生鳴り続けるのではないかと思う位です !
そんな中から迷って迷って2日で7時間。
私が選んだ名工の三線を紹介しま~す

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Shin’s親泊三線のスペック
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型・・・・・真壁型
棹・・・・・カマゴン
塗り・・・・スンチー塗り
皮・・・・・本皮
値段・・・・秘密 
 
  
 定番の真壁型でも職人さんにより個性があるとの事。最初は知念大工型のゴッツくてダイナミックなのが良かったのですが、飽きのこない流線型の美しさもいいです。見れば見る程惹かれてゆく・・・。
 
四角くて大きな鱗の表皮 

 
鳩胸部

 
猿尾から顔を出す、漆の塗られていないカマゴンの木目 

 
光の当たり具合によって表情を変える天のカマゴンの縞模様。綺麗だなぁ・・・。

 
この三線で八重山民謡とか渋~く弾いている姿をイメージして、ミンサー柄のティーガにワインレッドの紐を付けて見ました 

 
最後に欲しかった憧れの天カバーを国際通りでやっと見つけて装着し、完成