2度目の入院は、一度目とは違い淡々と事が進んで言った。
点滴から始まって、


血液検査


髄液検査


レントゲン

入院してからは検査の時意外は、ほとんど眠っているような状態。
とにかく体がだるい。

一度目の検査入院の時とは明らかに違う。

地球の引力に勝てない。トイレに行くのもしんどい。

食事もほとんど食べられない。
看護師さんに


「体力をつけるためにも食べないとダメですよ。」


と言われて、自分でもわかっているのに体が受け付けない。

とにかく安静第一だった。
自分としては、なんとか身体が動くまでのエネルギーが欲しかった。
その為にやる事は、少しでも体力をつけること。


といっても何が出来るわけでもないので、ひたすら寝る事によって体力の温存をしようと思っていた。

だが、考えは甘かった。。。




寝ると言う作業は結構エネルギーを消耗する。それと同時に水分も身体から出て行く。


ただでさえ筋肉の収縮のお陰で水分を摂取しなければならないのに、だるさや他の体調の変化でそれまで以上に水分の補給を身体が求めてくる。

それだけならいいのだが水分をとった以上、体に必要以上の水分を排出するするために1日に何回もトイレに行きたくなる。

前にも述べたが、それがまた一苦労な事になっている。
相談した結果、尿瓶を使うことになった。

おしめよりはまだ良かった。
が、この年で尿瓶を使うのはいささか抵抗があったが身体が動かない以上、最善の策として自分に受け入れるしかなかった。

1週間もすると、少しずつ食事も取れるようになってきた。


検査結果は相変わらず、【原因不明】。



異常値が出ている所は、以前と変わりない。
そして今回何故、こういう事になったのかは、「無理をし過ぎた」という安易な原因しか突き止められなった。

だが、それでもわかった事もある。


いくら体調が悪くなって入院しても、同じ事の繰り返しで原因がつかめるどころか、ステロイドインターフェロンといった治療が僕の体では適応できないという事。


もっと明快に言ってしまえば、その治療によって症状が悪化する可能性が大きいので医師が使用したくないという事だ。

治したいのに、治せない。


同じような症状で行える治療方法が僕には使えない。

2週間あまりの入院だったが、入院する前よりも多少身体が楽になった事と通常の治療方法が使えないという結果がわかっただけに過ぎなかった。

頭の中で、行き詰った。
結局入院しても、改善に至る処置は何もできないという事がわかっただけだった。

『このまま入院していても、金と時間の無駄だ!』


まぁ、今回はそれがわかっただけでも良しとしなければならない。

もう一度、自分で調べるしかない。


とにかく、くじけている暇はない。


はなっから、人に頼りきりではいけないとおもっていたのから、


「なんとしても体調を復活させ、自分で治療方法や少しでも改善できる方法を見つけなければ!」

退院をしたのにも関わらず、まだだるさの残る帰りの車の中で心にそう決心し、小さな「活」を入れ直すしかなかった。





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