筋肉痛による身体の痛みと結婚式の疲れはだいぶ良くなったものの、身体の内側から来る痛みと脱力感は一向に良くならなかった。


横になっていても、とにかくだるい。
それにこんなにも地球に重力があったのかと思うほど身体が重く感じた。

相変わらず朽ち果てた人形のようになっている僕の為に、ゆみえや仲間達が来てくれるのだが、意識があるのかないのか自分でもわからないような状態(疲れて眠っているのか?意識がなくなっているのか?自分でもわからない状態)だったため、誰が来て何をしてくれたのかも良くわからなかった。

食事も作ってくれてあるのだが食欲も無く、食べる気がしない。


薬の副作用で胃がやられるのが恐かったため、何とか一口、二口を口に含んで水分で流し込む。



さすがにここまで来ると自分でも「まずい」と思う。
T大病院の担当医に電話した所、「直ぐに来なさい」と言う事で外来日ではないが見てもらうことになった。
調度その時、後輩のOJが一緒にいたので、すぐさま支度をして病院に連れて行ってもらった。

OJには退院後何度もT大病院に連れて行ってもらっているので、勝手をわかっていてくれたので助かった。

車椅子に乗せられて受付をすまし、S医師のいる診察室に入った。

数分で2度目の入院が決まった。


一度目の退院時の時に、「もう入院はこりごりだ!」と思っていたが、その時には「しょうがないな!」と自分でも半ば諦め状態だった。





そしてこれから何年もの間に、何度となく入退院を繰り返す事になるだろうとは、その時にはまだ予想だにしてなかった。



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