TIMの結婚式の後、僕の新しいFamilyを空港まで送りに行く事も出来ずに僕は1週間以上、ベッドの上での生活を余儀なくされた。
わかっていたとは言え、その時は体力の限界を完璧に超えていた。
と言うよりも、よくあれだけの事ができたと思った。
途中何度もピンチはあったけれども、その場、その場で何とかやり過ごす事ができた。
(やろうと思えばできるじゃん!)
一つの自信ができた。
一見は誰が考えても無理だと思うことも、工夫をすればなんとかなる事もあるんだと言うことを学んだ。
とは言うものの2~3日間はまるでそんな事も考える余裕も無いくらい寝続けた。
それからは、全身の筋肉痛と元々からあった別の痛みという外からと内からくる激しい痛みに悩まされた。
何かゴム製のスーツウェアーを着さられているように、身体全身が絞られるような痛みがずっと続いた。
勿論食事なぞ自分で取れるはずもなく、後輩に頼んだりその頃からゆみえがたまに顔を見せて何かと家事をやってくれるようになっていた。
(別れてくれと頼んだにも関わらず、そして自分自身も忙しいのに何も言わずに世話をしてくれる姿をみて、男しては情けないと思ったが。。。本当に感謝した。)
慎重投薬の薬を飲んでいてさえも、元からの痛みは勿論の事、筋肉痛の痛みさえも取れなかった。
シップを貼るにも、もう何処に貼っていいのかもわからない状態で、退院の時にもらった塗り薬を体中に塗ってもらった。
寝たり起きたりの状態が続いたため、夜もぐっすり眠ることができなかった。
いつの間にか眠って、いつの間にか目が覚める。
僕の中の体内時計は完全に壊れていた。
そして目が覚めてても寝ている時でも、その時僕のできることには、さほど変わりのない状態だった。
- そうかな/小田和正
- ¥2,648
- Amazon.co.jp