台風に見舞われた3連休。

あまり外にでない僕にとっては、連休も関係ないのですけど。。。

溜まった、DVDの中からお勧め(?)を一つ



        『海を飛ぶ夢』



ちょっと思いかもしれませんが、「生きる」という事を改めて考えさせられる映画です。





第77回アカデミー賞外国語映画賞受賞作。海に飛び込んで頭を強打し、首から下が不随になってしまったラモン。その後、26年間もベッドでの生活を続ける彼が、尊厳死を訴え続ける。『アザーズ』のアレハンドロ・アメナーバル監督が、生と死という深いテーマに、家族関係、男と女の微妙な愛などを絡め、類い希な万人感動のストーリーに仕立てた。ラモンのモデルが実在の人物であるという点も感動を深める。(以上Amazonプレビュー)

この映画の中で今の僕に共有できる気持ちを

「他人の助けに頼って生きるしか方法がないと、自然に覚えるんだ。涙を癒す方法を。。。」


「生きることは権利であると言うが、私にはそれは義務だった」


「たった数フィートの距離が、寝たきりの私にとっては永遠に到達できない距離なのだ」

等といった印象深いセリフで表現してくれてました。

本気で死にたいと思っても自ら命を絶つことが出来ない主人公は、周りの人たちの協力を得てしか死を迎えることが出来ません。介護する人達が奴隷になっているのか、はたまた介護される側が奴隷なのか 。
死にたいと願いながらも、笑顔で毎日を過ごす主人公。

「生きることの選択肢」に、『生』に内包される『死』があった。
彼を生かすことが愛なのか、彼の望みを叶え死を迎えさせることが愛なのか。

黙って苦痛に耐え続けてもいつ死が訪れるかわからない彼が言う『尊厳死』と、近いうちに病気のせいで精神が破綻することを恐れる彼女が言う『尊厳死』それはどちらともかれにとっては辛い。

「自分が存在することにより周りの人間の行動が制限されてしまうことへの罪悪感との葛藤」

『約束しよう。自由になった魂で、きっとあなたを抱きしめる。
それは、さよならじゃなくて、祝福。』


本当の愛って、何なんだろう・・

この作品は僕にとっては、単なる作品ではない。同じ世界が今の僕、これからの僕に襲ってくる。

本当の思いは、自分の中でしかわからないのだと思う。


彼と僕との違いは、彼は事故で四肢麻痺になってしまった。
そして死ぬまで、その状況は変わらない。
しかし、彼にはそばで付き添って愛してくれる家族がある。

僕は調子が悪くならない限りは人並みではないが、彼よりは動く事ができる。
ただ、調子が悪くなった時は彼以上の苦痛を独りで味あわなければならない。
そして僕の病気は、現在も進行している。
そして時間は刻々と刻まれていく。。。


これが僕の生活です。

これが僕の生き方です。


こういう生き方しかできない人間もいる事を忘れないでください。





タイトルも海が好きな僕にとっては最高でした。

機会がありましたら、一度見てください。


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