2003年12月31日。。。大晦日


長くて、重い1年だった。

3月に腕の痛みから始まって、あれよあれよというまに入院、そして自由の利かない体。
「わからない」という名の病名との闘い。。。

そして父の癌。

まったく心休まる暇がなかった。
クリスマスも大晦日も去年のように騒ぐ事もできなくなり、まったく別の世界に入ってしまった。

(ちきしょう!! なんなんだよ! 俺が何をしたって言うんだ!)


改めて思い起こすと、怒りとも悲しみとも言い現せないやり場のない気持ちで切なくなった。
正直、TVで楽しそうにしている人達を見て、嫉妬した事もあった。

今の自分には街をふらつく事さえも、

出来ない身体になってしまったのを改めて痛感した。

そんな時、TIMと彼女が来た!

「Happy New Year Eve ビックリマーク


陽気に彼の好物のビールと沢山の食料を持ってやってきたのだ!
驚いた!
どう考えたって、婚約したばかりの年越しなんて二人で過ごしたいと思っていたから。。。


『どうしたの?』


「トシコシソバ!」


と日本語で言った。
早速、彼女が料理の支度に入った。

僕はこっそり、TIMにたずねた。


『彼女と二人でいなくて大丈夫なのか?』


彼は、「大丈夫。みんなで新年を祝おうビックリマークと笑顔で答えた。

そしてキッチンから、彼女のが調味料の位置を聞いてくる。

僕は単純な人間だ。今までの嫌な思いが一気に吹っ飛んだ!
逆に嬉しくて、嬉しくて、涙が出そうなくらいだった。


「3・2・1・0・
.。。クラッカー

3人でカウントダウンをして、思いもよらない今まで最高の素敵な1秒を過ごす事ができた。

思いがけないサプライズをしてくれた
彼らに感謝し、彼らが帰った後、僕もベッドに入った。


今までも毎年のように、大晦日は騒いでいるので初日の出の時間はほとんど夢の中だった。
ましてや自然の気象環境によっては見たいと思っても、見れない人がいるのにその日はたまたま調度いい時間に目が覚めた。


(もしかして。。。!)



重い窓を開けてベランダにでて見た。



その綺麗な輝きを見て、改めて心に誓った!

「絶対に良くなる!」


その朝日は新たなパワーを導いてくれるようだった。


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