雨

雨が降ると喜ぶ人がいる。

雨が振ると嫌がる人がいる。

でも、雨が降らないと大地は枯れ果ててしまう。

人間が誕生する前から、雨が振っていた。

多くても少なくても樹木や植物は文句を言わずに対応してきた。

気象状態だって自然の一つ。

人間の思い通りという訳にはいかない。

それを無理やり思い通りにさせようとしているのが人間。

枯れ果てた大地に雨乞いをする人達。

たまたま、雨が降った。

振りすぎた。

今度は、雨を憎んだ。

人間って勝手だ

自分ではどうする事もできないのに...

勝手なことばかりを言って！！

何でも自分のいいように利用する。

でも思い通りにいかないと直ぐに手の平を返す。

最終的には自分を守るため。

そういう人間は大嫌いだ！！

僕は雨みたいだ。　

そう思った。

ならば、望み通り降ってあげよう。

思う存分。

でもその量までは責任持たない。

適量になんて望みは聞かない。

貴方が最初に望んだことだ。

やるなら、とことんやってやる。

嫌な思いをする人もいるだろう。

でも、雨がやんだらもう降らない。

その時に、もう一度雨乞いをしてももう二度と降ることはない。

何事も自分の都合のいいように思い通りになると

思ったら大間違いだ！

人は自然には絶対に勝てない

その現実から逃げ続けられるものなら

逃げ続けてみればいい

僕は、今の現実から逃げる事はできない

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