アメリカの軍事力に守られ、軍事費名目でお金を浪費せずに日本は経済大国への扉を開かせてもらった。

アメリカは恩人だ。


中国というか現在の中華人民共和国にかつてあった国々には、先進的な技術・文化を学ばせてもらった。そして軍事大国だと思い込み、アジアの盟主と思い込み、中国大陸に住む人民には大変迷惑を掛けた。


アメリカや中国に対して日本というか日本政府が抱いている感情は、間違いなくコンプレックスだ。何か足かせになる思いがあって対等な関係を築けない。そんな外交関係を日本は戦後続けてきた。


安倍総理の言う戦後レジームからの脱却とは、日本国内向けのことだろうけど(例えば平和ボケからの脱却とか)、日本と海外の国との関係をにも言えることではないだろうか。海外勢に対して感じているコンプレックスの打破が今の日本には大切だ。


インド洋におけるアフガン戦争への協力のための給油活動(海上ガソリンスタンドと略す)、イラク戦争での輸送機活用、などなど。日本が今まで目を背け、できれば逃げてきた日本と世界の関係や国際問題への姿勢を、自らの論理のなかで決断していかなければならない。地球温暖化も、対人地雷の除去も、誰の顔色を窺うことなく、日本としてのやり方そして決意を固めていかなければならない。


今がこうだから、こうするしかない。今まで日本は国際関係の中での他者との関わりを、なにか外とか現実とかに理由を見つけて対応してきた。その底流には「しょうがない」という無様なあきらめの境地が透けて見えるのだ。


あきらめずに、日本の筋を見つけよう。構築しよう。その基本理念こそが、現実の国際社会の中で、日本が進むべき道を示す方位磁石になるのだ。