アカペラは、おおもとの素質に多少左右されるとはいえ、努力でその穴を埋めれる世界なんだと感じた。とはいっても、何か自分の努力の成果が出てそう感じたわけではない。というか実るほどの努力はまだ自分にはできていない。僕がこのことを知れたのは1人の友人のおかげだ。

教えてもらったことをそのまま素直に継続する。誰にでも出来るのに誰もやらない(やれない)ことを、その友人はやっていた。きっと自分が知らないところでも沢山練習して、考えていたんだと思う。そういう努力はなかなか形になりづらい故に皆途中で諦める。それでも続けた彼の努力の成果が、突然あらわれていた。誰が見てもわかるほどに上手くなっていた。

まさに「継続は力なり」という言葉が形となった瞬間だった。
そして見えない努力が実った時、多くの人がそれを称えてくれる。涙を流す友人を見て自分まで嬉しくなって泣きそうだった。

努力を続けることの大切さを彼のおかげで再確認することができた。彼から与えてもらったもの、学んだものはほんとに多い。今回はもう一つだけ書こうと思う。

先述した通り、友人を見てもらい泣きしそうになった訳だが、そもそも自分はもらい泣きをするような人間ではなかった。それどころか、人が泣いてる意味すらも分からないし興味もなかった。それが彼のおかげで変わった。

最初にそれを感じたのは1ヶ月ほど前のこと。悔しさや申し訳なさを感じて号泣する友人を見て、自分でもわけが分からないほど涙が出てきた。慰めるはずだったのに(冷静に考えてみれば誰かを慰めに行くこと自体自分にとっては珍しいことだった気もする)、なんの言葉もでずただ隣に居ただけだった。はじめてのことに自分も混乱していたのかもしれない。

そして今回、称賛され嬉し涙を流す彼をみて再びこみ上げてくるものを感じた。自分がずっと得たかったものを彼は与えてくれた。

自分みたいな人間とも嫌な顔ひとつせずに仲良くしてくれて、どんな悩み相談にも乗って一緒に考えてくれる。彼に出逢えたことは自分にとって、とても幸せなことだと思う。

とても感謝している。なんなら誇りにすら思う。そんな自慢の友人から学んだ2つの話でした。