来月,7年ぶりに「同級会」があります。
今度が最後になるかも知れません。
そこで、卒業から61年余の時を経て、
思い切って二人の同級生(女子です)に「告白」したいと思います。
少し長くなりますがお付き合い願います。
その1
私の「初恋」は4年生の秋、ちょうど今頃の季節だったと思います。
美人の誉れ高いA子さんでした。
「天から二物を与えられた」としか考えられません。
学校の成績も常に一番だったと記憶しています。
上級生はじめ全校男子のほとんどが彼女に憧れていたのです
彼女のことが大好きだったのでしょう。「結婚してください」と
A子さんに手紙を書いたのです(その年の5月に
交通事故で突然父を失くし、失意の日々を送っていた私は、
「少しでも元気になりたい」と
彼女に救いを求めていたのかも知れません)。
果たして彼女からは・・・。
残念ながら「片便り」でした。
「B君と大の仲良し」との噂が聞こえてきたこともあり、
知らず知らずのうちにあきらめてしまったのです。
「淡い初恋」でした。
小学校や中学校の同級会が
A子さんに会うことのできる唯一の機会
でも、一度も話しかけることはできませんでした。
今回が「最後の『大大チャンス』」。
「あなたのことが好きでした」と
そっと打ち明けることができるでしょうか。
その2
「セカンドラブ」は、卒業間近の6年生の初春でした。
当時の私の身長は140㎝。小柄なほうでした。
その私より小っちゃくて、色が白く,可愛くて、おさげ髪の似合うC子さんでした(
当時の流行歌「ミヨチャン」そのものです)。
彼女のつぶらな瞳に見られると胸がドキドキしたことを、
今でもハッキリ覚えています。
中学生になったら、
「あなに恋をしてしまいました。付き合ってください」
と交際を申し込むつもりでした。
しかし、彼女は私たちと同じ中学に通うことはなく、
「私立中学に入学したらしい」・・・。
風の便りで知りました。
「淡いセカンドラブ」に終わったのです。
幾度の同級会にもC子さんの姿を見つけることはできませんでした。
今年が「最後の同級会」。
でも、またまた「案内状」をお届けできなかったようです
「C子さん、お元気でお過ごしですか」。
「お住まいは何方ですか。母校の在るふるさとから、遥か、遠く、遠く離れた私の知らない町ですか」。
LOVE LETTER FROM BEN BEN