緑ミド☆文庫

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このブログは私のオリジナル小説を展開しております。

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私の牧場物語仲間のお世話になっているカウンセラーのY先生がまたまた牧場物語をクリアしましたので、記念の小説です。今回のY先生は、風のバザールを男主人公でアネモネちゃんと結婚してクリアしました!

アネモネちゃんと男主人公の夫婦の様子を覗き見しましょう!

男主人公の名前は「ケント」アネモネちゃんからケントに対する呼び方は「パパ」ケントからアネモネちゃんに対する呼び方は「あーちゃん」これは、アネモネちゃんのお世話になっていたホテルのスチュアートさんが奥さんのサニアさんのことを「さっちゃん」と呼んでいたことに憧れて結婚後ニックネームで呼び始めた設定です!!

それでは、どうぞ〜!


「パパ〜♪おかえりなさ〜い♪今日もお仕事お疲れ様です!夕食、あるから一緒に食べましょう〜♪」

「いつもありがとう!あーちゃん!今度手が空いた時は僕も手伝うからね!」

「えっ いいですよ、そんな〜 あたしが好きでやってることですし…」

「ううん、僕にもお手伝いさせて?あーちゃんだって週に一回ホテルにお手伝い行ってるしそんな日に帰って家事全部やってると疲れちゃうでしょ?」

「あれだってあたしが好きでやってることですよ?」

「それにこの間スチュアートさんが言ってたんだ…『今ドキの男は家事くらいできなきゃダメだぞい!』って。」

「おじいちゃん、何吹き込んでるんですかーーー!?」

「幸い、スチュアートさんはホテル経営者だから、大抵の家事はできるけど、それでも中年~年配の男の人って家事をあまりしないらしいんだよね。だから、最近の夫婦は夫が家事を手伝わないことでケンカになることもあるとか…」

「ほえ〜 家事の分担が夫婦の喧嘩の種になるなんて知りませんでした…もっと気をつけないとですねっ!」

「あれ?でも、ウィルバーさんとかアイザックさんの家もほとんど奥さんが家事をしてるけど仲良しさんですよね?」

「あの二人は職人さんだからね…男の人がおうちで家事をする文化が家になかったんだろう…ただ、アイザックさんは細かい作業が好きだから、細々とした家事は案外上手かったりするかもね!」

「町長さんのお家とか大変そうですね…」

「あの人は手伝う意思はあるみたいだよ…ただ、毎回大変なことになるから娘のシェルファさんに止められるだけで…」

「手伝う意思があるのに止められるって相当ですね…!!じゃあ、この街で家事ができる大人の男性っておじいちゃんとエーリッヒさんだけ…?」

「若い人でも、きみの友だちのアギなんかは創作活動に手一杯であんまり家事をしていないって言ってたよ。反対にユリスさんなんかは得意みたいだけど…」

「そういえば、アギ、カフェによく入り浸ってるからなぁ…わりと外食で済ませちゃうのかもしれないです!!」

「うん、だから、一概に世代とは言えないのかもしれないね。とはいえ、僕は独身時代に料理経験もあるし、君が仕事で遅くなる日だけでも手伝わせて貰えないかな?」

「うん…じゃあ、あたしがお仕事の日だけ手伝ってもらって良いですか?」

「うん!任せてよ!」

「ごめんなさい…パパも仕事があるのに…」

「そんなことないよ、夫婦は『助け合い』なんだから!」

「パパ…ありがとう…」

「っと、そーでした!今日の夕飯なんですけど、新しいメニューに挑戦してみたんです!」

「なになに?」

「じゃーん!!定番ですけど今まで作ってなかったカレーデーす‼️」

「おおっ!!」

「あたしが辛いもの苦手で…だから、作ってなかったし…あたしってば甘いものが好きでお料理もついつい甘めの味付けにしちゃうけど…でも、パパは男性だからちょっと辛いものも好きかなって思ったんです!!」

「ありがとう…!!そこまで考えてくれて…いただきます!!」

「じゃあ、あたしもいただきます!!」

(パクっ…モグモグ…)

「美味しい!!辛すぎない、けど、ピリッと辛くて最高に美味しいよ!あーちゃん!」

「んっ…これはイケるかもです!!わーい!!辛いものが初めて美味しく感じましたぁ〜!!」

(可愛い…)

「と言っても、これ、メリナさんにアドバイス貰ったんですよ!市販のカレー粉だけじゃ味気ないかな…と思って…他にどんなスパイス使ったらいいかアドバイスもらいました」

……

「ご馳走様!!本当に美味しかったよ!あーちゃん、よしよし♡」

「わ♡パパにヨシヨシされちゃいましたァ♡ちょっぴり子供扱いみたいだけど…なんだか落ち着きます。」

「僕もあーちゃんと結婚してからすごく落ち着いてあたたかい気持ちになってるよ…それにあーちゃんがいてくれると仕事に張合いが出るんだ!もっと頑張らなきゃって気持ちにさせられる!」

「パパ…そうだ!デザートも作ったんですよ!私の大好きなストロベリーパイです♡」

「わ…じゃあ、そっちもいただきまーす!!」

……

「そろそろ寝ようか」

「はい…あの…パパ……また抱っこして眠ってくれますか?」

「うん。いいよ!あーちゃん抱きしめて眠ると暖かいしね!」

「さ、おいで、あーちゃん」

「はい♡」

(ぎゅーっっっ…)

「こうしてあーちゃん抱きしめて寝るのにも慣れたもんだね」

「むぅ…あたしはまだ慣れないですよぉ…まだドキドキしちゃいます…」

(じーっ…)

「ん、どしたの?あーちゃん」

(ベッドの真ん中へんを見つめてる…)

「いえ…もし、子供が産まれたら川の字で寝たいなあ…と思いまして」

「子供!?僕とあーちゃんの!?」

「す、すみません!!まだ早すぎますよね!?」

「い、いや、大丈夫。それにしても、僕とあーちゃんの子供…子供…かぁ…僕に似て茶色い髪かな?あーちゃんに似て金髪かな?」

「私は、パパに似てて欲しいですっ!!」

「僕は、あーちゃんに似てて欲しいなぁ…」

「じゃあ、どっちに似てても恨みっこなしですよ!」

「そりゃ、当然!!」

「おやすみ、あーちゃん」

「おやすみなさい、パパ」

(明日もきっと良い日になりますようにー…)

ケントとアネモネに嬉しい知らせが舞い込むのは、まだ先のお話…


今書いている小説「旦那サマは吸血鬼!!」ですが、小説投稿サイト「魔法のiらんど」に移行させていただこうと思います。

続きが読みたい方は、魔法のiらんどで作者名 「緑 ミドリ」で検索かけていただければと思います。

ちょっと際どい話も書くつもりです。

もし、そちらで反応が悪ければ、こちらのブログに戻ってくるかもしれません。

ひとまず、今まで応援してくれた方々ありがとうございました。

これからも、よろしくお願いします!

「じゃあ、私、先に寝ますね。おやすみなさい」

「うん、おやすみなさい。千恵利。良い夢を…」

「ふふっ 何それ でも、ありがとうございます。おやすみなさい」

(パタンッ)

「…はァ〜 千恵利可愛い〜 可愛すぎるよぉ♡」

「千恵利千恵利千恵利千恵利千恵利ィ…もお好きすぎてどぉにかなっちゃいそぉ…♡」

「愛してる愛してる愛してる…大すきィ、千恵利ィ♡」(ゴロゴロゴロ…クッションを抱えて転がり続ける)

「でも、このまま千恵利に嫌われたら離婚になっちゃうよねェ……わ~ん、そんなのヤダヤダ千恵利ィ!!」

(今の私は、さながら愛の奴隷…千恵利という鎖でがんじがらめにされて身動きの取れない一人の男…)

「…って詩的なこと言ってる場合じゃなかった!!もぉ、私を一人にしないでよォ 千恵利ィ…!!」

「はァ…結婚したはずなのに、どうしてこんなに寂しいんだろぉ…」

(ピルルルル…)

「…ん?電話? …小森からだ!!」

「もしもし!!」

「坊ちゃま、お久しゅうございます。そちらは、元気でやっているでしょうか?」

「ああ!!小森は、休暇楽しんでるか?」

「おかげさまで、ざっとグアムとサイパンあたりを一周してまいりました。来週にはそちらに帰れそうですので、そのときには、奥様を紹介してくださいまし」

「あっ そうだ小森、そのことなんだけどさ…ちょっと、相談に乗って貰えないかな?」

「ハイ、何でございましょう」

………

「なるほど、坊っちゃまは、奥様が冷たくて悩んでいらっしゃると…」

「うぅ〜…どうしよう、小森〜!!」

「ならば、坊ちゃまから奥様へ何か心のこもったものを作ってみるのはどうでしょう??」

「…心のこもったもの??」

「ええ…たとえば、お料理とか…」

「料理か!そういえば、千恵利に私の料理を食べさせたことはあまりないかもしれん!!なんか、わかった気がする!!ありがとう、小森!!」

「いえいえ、坊ちゃまのお心が晴れたなら何より…」


(よーし、何から始めるかな…)

(あっ、そーだ!!千恵利にお弁当を作ろう!!私って、あったまい〜!!)

(…えーと、冷蔵庫にはこれだけの食材があるから…ん?何だ、コレ…『パウダーガーリック』…??)

(…アイツ、こっそり買ってきたな…)

(…とりあえず、コレは無視して…何か、吸血鬼でも作れるもの〜…和食かなぁ??せっかくだから、『ち』のつくものがいいな…検索、検索と…)

(…筑前煮ー!!これなら私でも作れるし、『ち』のつくものだ!!よし、コレにしよう!!)

(…せっかく千恵利に作るんだから、ダシはちゃんととってやろう!!私、出汁の味好きだし♡)

(ダシついでに出汁巻きでも作ってやろうかな…あ、タコさんウインナーとか入れたら喜ぶかな?? でも、めんどくさいなー…ドラゴンウインナーじゃダメかな??)

(でも、千恵利のためなんだから、めんどくさがってちゃイケナイよね。よーし、頑張ろう!!)

…数時間後…

(…でっきたー!!私って、天才!?私って、天才!?)

(うんうん、我ながら上出来。あとは、お弁当箱を冷蔵庫に入れて…メモを残しておくだけ!!)

(よし、全部、完ぺき!!それじゃ、おやすみなさ~い)


(朝…)

「おはようございます〜…」

(月光さんは、寝てるか…)

(ん?何だ、このメモ…??)

『おはよう、千恵利♡

 お弁当作って冷蔵庫に入れておいたよ♡

 よかったら、食べてね♡

             月光』

(お弁当、作ってくれたのか…変なものとか入ってないだろうな…)


会社 休み時間

(…筑前煮だ。あ、意外と出汁が効いてて美味しい…)


「ただいまー…」

「お帰りィッッ!!お弁当、どうだった??」

「…美味しかったです…悔しいけど…」

「はわわ…ホント??」

「ホントですよ」

(ギュッ)「千恵利、ちゃんと食べてくれてありがとう 千恵利に美味しいって言ってもらえてすっごく嬉しい♡」

(あれ…??この人、本当に私のこと好きなのかな…??今まで半信半疑で迷惑くらいにしか考えてなかったけど…)

(…なら、私もちょっとは真剣に向き合わなきゃかな…)

「…ありがとうございます。月光さん。」

「こうやって一つ一つ積み重ねて、夫婦になっていこうね」

「…善処します。」