No.969 1年が経ちました(その2) | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、こんにちは。

さっちゅです。

 

1年間が経過したニンティアオ給餌実験。前回は牛の成長に着目してお伝えしましたが、今回は飼料生産の変化をお伝えします。

 

 

 

実験開始当初の給餌対象牛は、ニンティアオ飼料を与える牛、通常飼料を与える牛、それぞれ1頭で合計2頭でした。そのため、ニンティアオ飼料を作るのにバオルンの緑化地から刈り取るニンティアオの量も、半月に1度、約25kgと少量だったため、私1人で刈り取りをしても半日もかからない作業量でした。

 

 

 

 

 

しかし、実験開始前から、我が家で1年間に産まれる牛の数12頭を二つのグループに分けて調査する計画でしたので、2ヶ月に1頭のペースで調査対象の牛が増えていきました。

 

ニンティアオ飼料を与えるグループの牛については、このブログを書いている11月末現在で4頭に増え、さらに牛も大きく生長して食べる量も増えたため、刈り取りは毎週1回に。そして1回に刈り取る量も100kgとなり、単純計算して8倍の飼料が必要になっています。

 

 

 

 

もうこうなると、私1人ではとてもこなすことができず、同じ集落の若者数人で給餌作業を手伝ってくれる給餌チームを作り、1回の作業につき2〜3人で刈り取りやその後の粉砕作業をし、大量のニンティアオ飼料を生産しています。

 

前回お伝えしたように、急な大雪で刈り取りができなくなったり、またそれこそコロナなど緊急事態で作業ができなくなることもあるため、刈り取り量や備蓄にある程度計画的に余裕を持たせています。

(予測と対応、大切ですね)

 

 

そして、朝夕2回行う毎日の給餌作業では、比較対象のために実施している通常飼料を与える牛も3頭に増え、合計7頭に与えるようになりました。餌を置いておくだけという単純なものではなく、飼料の粉砕やその細かさのチェックなど準備と食べはじめ・食べ終わりの時間計測、そして食べっぷりや食べ残しなど様々な変化にも注意して観察する必要があり、とても忙しいです。

 

 

 

(粉砕機でニンティアオを細かく粉砕している様子です)

 

 

 

そのため、最近では給餌作業も給餌チームに手伝ってもらって作業しています。今ではみんな慣れたので素早く作業できますが、慣れるまでは大変でした。次回はその給餌チームにスポットを当ててお話したいと思います。

 

 

(つづく)

 

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