No.938 ドローン空撮のための地上調査?(その1) | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、こんにちは。

せるげれんです。

 

春節期間中、ずっと室内で読書が続いていたんですが、先日久しぶりに緑化地の視察をしてきました。寒かったけど、外はやはり気持ちがいいですね!

(頭痛くならないからだね?)

 

 

 

この時期の視察といえば、例年なら新規緑化候補地を回る、というのが定番なんですが、今年はだいぶ違います。では何を見てきたかというと、この春に行う大規模調査の下見です。それも、今年からはドローンを使って全緑化地の空撮調査をくまなく行うのです。調査の目的は、これまでの緑化地の経済価値の算定です。植えた苗が育ち、立木としてどれくらいの量があるかを調べたり、また植生の薄い林間やいまだに裸地が残っている場合は、当会が今取り組んでいるニンティアオや牧草の播種による緑地かと利用がどれくらいできるのかを調べ、土地の持つ能力を最大限に活かした、持続可能な利用を試みようというものです。

 

 

 

 

ただ、これまで緑化した面積は約2,700ha、東京ドーム換算でおよそ600個にも及ぶので、とても全部を歩いて調べることはできません。そこで、ドローンを使っての空撮画像で調べてみようということになりました。

 

しかし、いったいどのぐらいの精度で空撮が可能なのか、全くわかりません。そこで、まずは数カ所、従来の資源量調査や植被調査のような、現場を歩いて回る実測調査を行い、その結果と比較することにしました。

 

 

 

 

当会の緑化地は既にポプラや松が10m以上に大きくなっている場所や、灌木のニンティアオが広がっている場所、まだ草が少なく砂が見える場所など、上空から見るといろんなパターンがあります。

 

 

 

 

ポプラ植栽列の隣にニンティアオの植栽列がある場所などは、夏にポプラの葉が茂るとニンティアオが隠れてしまい、空撮は無理です。そのような場所は、芽吹いた葉が広がる前に調査するか、地上からの実測調査になります。それも、それぞれの樹種の植栽経過年数でも変わってきます。このように、実際の地上調査の前に、緑化地の様子をある程度把握して、調査計画を立てる必要を痛感しました。

 

今年は、春の集中植栽もこれまでと様変わりしそうなのですが、その前にこの調査の計画をある程度作ってしまわなくては実施に間に合わないので、春節気分から早く抜け出して頑張らないと!

(加油!)

 

(つづく)

 

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