みなさん、こんにちは。
せるげれんです。
前々回、新しい緑化地の探し方を紹介しましたが、その直後に緑化地が決まりました!
今年の緑化地は、再び(旧)アオルン村に決まりました!
(砂漠化で廃村になった、せるげれんの出身村です)
昨年に引き続いて、またまた私の出身村に決まってとても嬉しいんですが、今回はすんなりとは決まらなかったんです。
まず最初は、村長や書記など、村の一番エライ人に話を持っていきます。アオルンの場合は、過去に数回緑化したことがあるので、当会のことも緑化事業のことも全部知っている相手です。そのため、すんなりOKをもらいました。
しかし、以前と違って、最近では村民会議で賛同を得ないと決定できないんです。以前は村長がOKと言えば問題なく実施できたので、周知や根回しは比較的楽でしたが、アオルンの村民会議は、各家庭から代表1名が参加する総勢70名の会議で、そのうち出席者の75%以上の賛成で決定される仕組みです。
そこで、村民会議が開催される前に、私たちスタッフが村民を一軒一軒回って、緑化事業の同意確認に行きました。過去何度も緑化事業を展開していますし、村人は私の知り合いだらけですので、みんな同意をしてくれました。でも、これが新規の村などで知り合いが少なかったり、当会の実績を知らない住民が多い村だったら、なかなか大変だったと思います。
こんな感じで、お宅を訪問したり
屋外で作業中のところをお邪魔したり
家畜に餌をあげてるところを見かけて話しかけたり
立ち寄った超市(コンビニですね)の前でばったり出会って、話しかけたり
みんなで手分けして多くの人たちに緑化活動の意義や、やったらこんないいことあるよ!っていう説明をして回りました。
努力の甲斐があって、村民会議では圧倒的多数で賛成され、無事に緑化事業の同意を得られました。村民会議の様子は、撮影が許可されなかったので画像ありません。すみません。。
でも、みんなタバコを吸うので、中は真っ白ですよ。
べいぷさん達がホルチンに来た頃は、通遼市政府の偉い人にお願いすると、国が直轄管理する村、例えばガボウ村がそれに当たるんですが、そういうところを紹介してくれてすんなり決まったそうです。その時は、村人の同意はもちろん、村幹部も上司の指示に従うだけですので、こんな、個別訪問なんて事する必要はなかったんですね。その分、住民の参加意欲や緑化への理解は進まなかっただろうと思います。
その後、村幹部との交渉で決まるようになり、そして最近は今回のような村民会議での決定が必要というように、だんだん民主的になってきたようです。村人も、緑化は自分たちのためだってちゃんと理解してくれた方が良いですよね。個別訪問は大変だけど、やり甲斐は大きいです。
今年は温かくなるのが早いので、すぐに準備に取り掛かって植栽作業が始まりますよ!!
加油!
(ガンバレ!)
(おしまい)
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