No.658 牛舎が火事に | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、こんにちは。

ウェンジュンです。

 

先日、実家があるトキ村で火事が発生しました。

たまたま実家にいて、何気なく窓から外を見ていると

煙が立ち上っていました!!

慌てて向かってみると、1軒の牛舎から火の手が上がっていました。

 

 

 

 

これは助けねばっっっ!!!

 

 

すぐに10数人の村人がバケツやスコップを持って出て来て、消火作業が始まりました!

井戸から水を汲む人、

井戸からバケツを牛舎まで運ぶ人、

水を火にかける人、

スコップでまだ燃えてない部分を壊して延焼を防ぐ人、

みんな手分けして消火作業を必死にやりました。

 

(わかりづらいですが、白いバケツを持ってます)

 

 

私は手ぶらだったので牛舎にあったスコップを使って参加しました。

煙が立ち込めるなか、みんなで頑張りましたよ。

1時間ほどたち、ようやく火を消す事ができました。

煤まみれになっちゃった。

(良くバケツリレーで火が消えたね・・)

 

 

 

 

牛舎は残念ながら燃えてしまいましたが、

幸いけが人もなく、延焼も防ぐことができました。

牛も外で放牧中のため牛舎は無人(無牛?)だったようです。

 

 

 

 

先のブログでちょうぶちょうが、

全面禁牧になって

通年家畜を畜舎で飼わなくてはならなくなりました、

と紹介したばかりだったので、

このときも牛を心配したのですが、こっそり放牧していたのが幸いしました。

(ホントはダメなんだけどしかたないよなぁ)

 

 

火元の家の主人は消火作業に参加したみんなにとても感謝していました。

カンヂカの街と違い、辺鄙な農村部では火事の通報をしても消防車はなかなかやって来ません。

だって消防署から70kmも離れてるもんね。

 

 

普段は小さなことでよくケンカする村人ですが、

困っている時はすぐに助け合うことができるのは、とても素晴らしいと思います。

自分も家が火事になった時に助けてもらえるように、みんなと仲良くしておこうと思いました。

(すごいレアケースだとおもうんだけど、普段から仲良くしてください)

 

(おしまい)

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