罪と罰 | お勧めの漫画や映画

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“ひきこもり”と援交女子高生。ドストエフスキーの名作を原案に、現代の少年少女たちの抱える闇に迫る問題作。大学をドロップアウトし、自室にひきこもる裁 弥勒(たち・みろく)。女子高生リサとの出会いによって、恐ろしい「ある計画」に手を染めることに…!

 

~版元紹介文より~

 

全10巻

 

 

古典文学である「罪と罰」を現代風にアレンジして漫画化したもの。物語の主な登場人物の7~8割が悪人やダメ人間で占められていて、またかなり陰鬱な作品なので苦手な人は避けたほうが良いかも。逆にそういうのが平気な人なら楽しめると思う。モノローグが多いけど演出や見せ方が上手いので全体的にサクサク読める感じ。一つ目の罪までは感情的にわからなくもないけどそれ以降は「えぇ……」とドン引きするような展開になる。失敗した時点で自首するか感情のまま罵倒するなり発散のしようはあっただろうに。でもこの愚かさを人間的と捉えるならそうなのかもしれない。かなり暗い作品でダメ人間のダメっぷりにイライラすることもあったけど最終的な読後感は悪くなかった。有名な古典文学に触れてみたいなら読んでみる価値ありだと思う。