労働組合論-上- 」レーニン 大月書店 国民文庫


新しい殺戮

p142

現代の制度は、事態がこのうえなく平穏にはこんでいるときでさえ、つねにまた不可避的に数知れない犠牲を労働者階級に負わせる。他人の富をつくりだすために一生涯あくせく働いている幾千、幾万の人が、飢餓と絶えまない栄養不良とのために死んでいき、ひどい労働条件や、こじきのような住宅環境や休養の不足からおこる疾病によって、早死にしている。

ところが、好況に入れかわって恐慌がやってきた。商品は工場主の手からさばけていかず、彼らの利潤はへり、破産の数はふえ、工場は生産を縮小し、労働者を解雇している。

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1901年6月にレーニンが記したことが、100年の後の今、再び起きている。

より静かに、かつ陰湿に。

この100年、2度の世界大戦と、大恐慌と国家の崩壊。

数千万の犠牲の上で、一体何をしてきたのだ?