論語巻8/子路13

「子曰、不得中行而與之、必也狂狷乎、狂者進取、狷者有所不為也。」


子のたまわく、中行(ちゅうこう)を得てこれに与(くみ)せずんば、必ずや狂狷(きょうけん)か。狂者は進みて取り、狷者は為さざる所あり。


特にどうというわけではない一文。

ここにある「狂者」と「狷者(けんじゃ)」

狂者は、積極進取の大望を抱く人という意味で、

狷者は、ひきこみがちで慎重な人という意味。

前者は、今では意味が違うし、後者は今では使われない言葉。


「狂狷」に対するに、「郷原(きょうげん)」という云い方がある。

これも今では使われることはないが、八方美人という意味。


ちなみに掲げた一文は、

中庸の人と交友する機会が無いのであれば、せめて(八方美人ではなく)狂者か狷者と交友したいものだ。

というような意味。