こんにちは
三重県の2つの日本100名城は、「松坂城」です。
松坂城には、伊賀上野城から名阪国道を走行し、関ICで
伊勢自動車道に乗り松阪ICまで南下します。
そこからは、県道59号を松阪城に向います。
車以外には、JR松阪駅からが近いようですね。
▼ 松阪城周辺マップ(ネット画像参照)
松坂城跡に専用の駐車場はありませんが、隣接する「松阪市駐車場」
(無料)があります。松坂城跡の表門まで徒歩約3分のところです。
▼ 松坂城表門近くに設けられている「史跡松坂城」碑
≪ 松坂城 ≫
松坂城は、標高38mの独立した丘陵、四五百森(よいほのもり)に築かれ
た平山城です。1588年、秀吉によって南伊勢約12万石を拝領し移封された
蒲生氏郷が、夜を日に継いでわずか3年で完成させました。
現存する建物はありませんが、豪壮な石垣が残っており、往時の城の姿を
現代に伝え、誇らしげにそびえ立つ石垣は、松阪のシンボル的存在です。
本丸は城郭の最頂部にあります。上下2段に分かれており、三層からなる
天守がありました。天守と隣り合うように敵見櫓、対角の東角に金の間櫓
があり、それぞれの櫓の間には多聞(たもん)が巡らされつながる「連立
式天守」です。
本丸下段には、南に太鼓櫓、東に月見櫓、北に遠見櫓を構え、同じように
多聞で連結されていました。
二ノ丸へ通じる大手筋には表ニノ門跡、搦手筋には裏ニノ門跡があります。
▼ 松阪城跡平面図(パンフレットの画像参照)
松坂城の概要
所在地 … 三重県松阪市殿町1340‐1
入城料 … 無料(自由散策)
見学:年中無休
日本100名城スタンプ : 「歴史民俗資料館」および
「本居宣長記念館」に設置
(別途入場料が必要です。)
駐車場 … 無料(松阪市駐車場)
▼ 国史跡松坂城の説明板
▼ 松坂城正門から延びる二ノ丸野面積み石垣
石垣工事に際して近江から穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石垣専門の職人を
呼び寄せたといわれています。松坂城築城当初の石垣は「野面積み」と呼ばれる
工法で、江戸時代の石垣修復時に積み直された石垣は「打込みハギ」や「算木積み」
と呼ばれる工法が使われています。
▼ 松坂城正門跡
▼ ツツジに囲まれた松坂城跡碑 ▼ 松坂公園として藤棚の有名
▼ 本丸下段への助左衛門御門跡
▼ 国学者本居宣長旧宅
松坂城の隠居丸に移設されています。
別途入場料が必要です。
▼ 本居宣長旧宅説明板 ▼ 二ノ丸跡
▼ 枡形が形成されている中御門跡と太鼓櫓跡石垣
▼ 二の丸から本丸下段跡、そして本丸上段跡への石段
▼ 松阪城本丸下段跡から上段への登城石段と野面積石垣
▼ 松坂城の本丸上段跡
▼ 本丸の一段高い場所に天守跡 ▼ 本丸跡標示碑
▼ 天守跡と標示杭
▼ 太鼓櫓跡
▼ 二の丸跡にある月見櫓跡と標示碑
▼ 櫓と櫓のつないでいた多聞跡
▼ 松坂城の裏門跡と松坂城碑
▼ 石垣から見た裏門跡
当初は「豊臣秀吉」の居城「大坂城」の「坂」をもらって「松坂城」
でしたが、明治22年の市制町村制が施行されたとき、すでに「大坂」
が「大阪」になってたこともあって「松阪」に変わったようです。
松坂城を探索したあと、二ノ丸跡にある歴史民俗資料館で、100名城
のスタンプを獲得。
入館料150円/大人で、館内を見学できます。
▼ 二ノ丸にある歴史民族資料館
▼ 日本100名城「松坂城」スタンプ
松坂城裏門跡を出た先、松坂城三ノ丸跡に石畳の両側に武家屋敷が
並んだひときわ目を引く一画が御城番長屋です。
▼ 御城番長屋
武家屋敷が巨大な長屋状になっています。
まだ現役の住宅として、人が住んでいる区画がけっこう
あるようです。
▼ 松阪商人の館 ▼ 御城番屋敷の土蔵
▼ 御城番屋敷の内部見学 ▼
松坂城は、遺構となるような建物は残存していませんが、二ノ丸から
本丸にかけての石垣が立派に残存しており、城郭がはっきりしており
見応えがありす。
また、御城番長屋の武家屋敷通りが整備されており、散策するのも
いいと思います。
次回は、日帰りで滋賀県の「小谷城」を紹介します。