こんにちは
今回の「日本100名城」の城は、長野県の諏訪湖から国道152号を
静岡方面に35kmほど南下した伊那市にある「高遠城」をご紹介
します。
≪ 高遠城 ≫
高遠城の築城年代は不明とされていますが、もともとは高遠氏が拠点にして
いた城と考えられています。
戦国時代に甲斐の武田信玄によって滅ぼされ、以後、信玄の近親者ばかりが
城主となっていることからも、この城が南信濃支配の重要拠点とされていた
ことがうかがえます。
三峰川と藤沢川の合流地点の河岸段丘上に建つ高遠城は、攻撃は困難で、
天然の要塞となっています「平山城」です。
明治の廃藩置県の際に取り壊された旧高遠城の城跡一帯に約1500本もの桜の
木が植えられており、城跡を覆いつくすように桜の花が咲き乱れます。
▼ 高遠城の桜雲橋と問屋門
高遠城の概要
所在地 … 長野県伊那市高遠町東高遠城跡
入城料 … 無料(自由散策)
高遠城址公園桜まつり期間中のみ600円/大人
日本100名城スタンプ設置 : 高遠町歴史博物館
正面玄関(屋外)に常設設置(24時間 365日いつでも可能)
駐車場 … 無料
高遠城址公園桜まつり期間中のみ1000円/日(普通車)
▼ 高遠閣の前にある高遠城址めぐり案内板
▼ 駐車場から北ゲートで高遠城址公園に入る
▼ 高遠城空堀跡
▼ 北ゲートから二の丸跡に高遠閣という建物があります。
この建物は国登録有形文化財。昭和11年に地元出身の文化人・
経済人らが資金を募り、地元民の交流と観光客の休憩用に設置
したものです、
▼ 高遠閣の説明板 ▼ 桜百選の碑
▼ 本丸への入口にあたる桜雲橋
桜の写真スポットとして有名な桜雲橋。堀を渡る橋の上方は
もちろん、下方にも桜の花が咲いており、名前の通り、桜の
▼ 桜雲橋を渡ったところの門「問屋門」の説明板
▼ 本丸跡の説明板
▼ 本丸跡
▼ 搦手門にあった時を太鼓で知らせる太鼓櫓
▼ 太鼓櫓の説明板 ▼ 城跡公園内の案内標示板
▼ 「天下第一の桜」の碑 ▼ 駐車場付近から見る空堀
▼ 高遠城本丸跡からの展望
高遠城は、巨大な空堀跡から想像すると自然の地形を最大限に
活用された攻めにくい城と思われます。
城の形態を残す遺構は、ほとんどありませんでしたが桜百選の
高遠城として名勝です。
次回は、さくら祭りのときに訪城したいものです。
この後、日本100名城のスタンプを求めて、高遠湖の側
「高遠町歴史博物館」にいきます。
≪ 高遠町歴史博物館 ≫
高遠湖の畔にあり高遠城と城下町高遠の歴史、文化、人物、民俗などが
展示構成になっています。敷地内には、徳川6代将軍家宣の側室に仕えた
大奥女中頭の「絵島」が、絵島生島事件で高遠に流刑とされ、61歳で生涯
を閉じるまでの27年余を過ごした「絵島囲み屋敷」も復元されています。
所在地 … 長野県伊那市高遠町東高遠457 MAP
電話:0265-94-4444
営業 …… 9:00~17:00 (休業:月 祝祭日の翌日)
入館料 … 400円/大人(スタンプだけ押す場合は無料)
駐車場 … 無料
▼ 日本100名城「高遠城」スタンプ
歴史博物館の玄関に設置されていましたので、入館しないで
スタンプだけいただきました。
▼ 博物館敷地内の「絵島囲い屋敷」(無料)を見学
▼ 絵島囲み屋敷説明板 ▼ 絵島囲み屋敷前にて・・・
▼ 歴史博物館から見る高遠湖
長野県は「日本100名城」に5城も登録されており、歴史的にも
名城が多いように思います。
高遠城、小諸城、松代城、上田城と・・・4城を制覇し、残りは
長野県最大の名城「松本城」を残すのみです。
次回にも、紹介したいと考えています。