読んだ本秋田さんの卵 伊藤たかみ芥川賞をとった「八月の路上に捨てる」という作品が好きでたまに読んでる作家さんです。この作品もそうですが、煮詰まった男女感の愛、倦怠感みたいなものの表現が男性目線で書かれていてなるほど、と思います。しかし主人公の男は決まって優柔不断で仕事も女も友達とも同僚ともなんとなく器用にこなせる男で、だからこそ安泰な生活が手に入るのにその事に恐怖を抱くか、結婚相手や同棲相手が壊れたり浮気したりしてうまく向き合えないのに関係を断ち切れない、なんかイラッとする男でもあります。愛とはなにかというテーマを日常を題材にして表現してるのでそこはおもしろいです。女性には共感しにくいかも。