「いいよ・・・sana・・・イッていいよ・・・」
魔性をはらむその身体は熱く滴り
僕の声に反応し、震えはじめる
僕の背に回した腕に、力がかかる
今、僕の背に爪を立て堪えていること、この快楽の中でsanaは覚えていられるんだろうか
指先の、ギアを上げる
sanaは悶え、僕から逃げようとする
力で僕に勝てるわけがない。抵抗すればするほど身体は押さえられ、もっと感じていくだろうに
「お願い・・もう・・放して・・おかしくなる」
「おかしくなっていい。おかしくなって・・・」
刺激のたびに身体は反り、もうダメと悲鳴のような声が上がる
僕の動きを止めようとする手が、溺れる者の手のように何度も空を切るけれど、止めさせない
突き抜けて。何度も何度も果てればいい。
果てる姿を見たい。感じきる姿も声も、エロティックにもっと、もっと僕の手で狂えばいい
大きく震え、もう一度熱を帯びた目で僕を見て身体を震わせ、果てる
大腿部の震えが足先にまで届くと、もう一度大きく声を上げ、その身体から力が抜けていく
抱いても抱いても、欲は満ちることなく愛おしい
ひくつき、ぐったりと力の抜けたあられもない姿
隠すこともなく足は開いたままで、つく息は早い
抱きしめれば、果てたはずの身体はとたんに弾かれ、二度三度起こる痙攣
「くうっっっ・・もう震えるのを止めて・・・お願い、もう壊れる・・・」
折れるほどに抱きしめ彼女の中に起こる嵐の過ぎるのを待つ。
でももう僕のほうが欲しい。
悶えるその身体と、今すぐひとつになることを我慢できない