昨日の仕事中…
午後予約の患者さんの保険証の確認をしていると、免除証明書の登録がされている方発見(現在かなりの数の免除対象者がいます)。
小児科を受診する子供とお母さんでした。
住所は宮城野区某所。津波被害がひどかった場所です。
あれから半年経っているにも関わらず住所がその場所のままだったから念のため確認させてもらいました。
震災直後は仮設住宅も完成してなくて避難所暮らしや親族・知り合いのおうちに避難している方が多かったから被災住所のまま登録をしていたのだけど、今は住民票がそのままであったとしても現在住んでいる住所を登録しなくちゃいけないからね。
書類とかが届かなくちゃ住所登録してる意味ないし。
確認したところ、借り上げの仮設住宅に住んでいるとの事。
「どうせ2年後には出なくちゃならないけどね~」と笑って言うお母さん。
住民票は旧住所にあること、家があった場所はすっかり何もなくなってしまったこと、もう元の場所には戻るつもりがないことなどを新しい住所を登録している間に話してくれました。
それを聞きながら小学生低学年の息子ちゃんが
「○○マンションっていうんだけどね、新しいんだよ~。いいでしょ~」
と…
その無邪気な笑顔と言葉に思わず涙が浮かんできちゃった。
Tomと1歳くらいしか違わない子供があれだけの恐ろしく悲しい体験をしたこと。
それでも子供らしい無邪気さを失わないこと。
TomやNaoの顔が浮かんできて、その後なんて言っていいかわからなかった。
震災のことを思い出させるのはどうかな、と思っていても見て見ぬフリもできないのがこの仕事。
住所を見て明らかに津波被害を受けた場所であれば被害の有無を確認して、浸透しきれていない免除証明書の手続きを勧めてあげなければならないし、持っていてもどのタイミングで出していいかわからずいる人がたくさんいるから提示を促さなくてはならない。
震災直後に医療費支払猶予の手続きをした人であれば住所変更の有無も確認しなくちゃならないし…
あっけらかんと震災や津波のことを話す人がいるけど、そういう人ほど心の傷が深かったりするものだしね。
難しいね。
【お知らせ】
自治体から罹災証明書が発行されていて、半壊以上の認定を受けている方。
気仙沼・女川・多賀城に住所があって「長期避難世帯」の認定を受けている方。
原発事故による避難指示が出ている方。
忘れずに免除証明書交付の手続きをしてくださいね~。
手続きは加入している健康保険の保険者を通じて出来るし、免除証明書が発行されれば震災以降に支払った医療費の還付も受けられますので。
(福島県広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村の町村国保・後期高齢者の方は発行不要!)
(福島県広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村の町村国保・後期高齢者の方は発行不要!)
国からの支援、受けなきゃもったいないもんね。