
【阪急電車】 有川 浩 (2008年)
阪急電車の今津線、宝塚駅から西宮北口駅が舞台の、連作の短編集。(短編ですが登場人物が絡み合っていますので、前から順に読んでください。) 舞台が実在しているので、近辺にお住まいのかたには納得いかない部分もあるかもしれませんね。
往路は、以前、雑誌に連載されたもので、折り返しての復路は書下ろしですが、 すぐの折り返しでは無く、半年以上たっていて、登場人物のその後を知ることが出来ます。
片道15分程の、偶然乗り合わせた電車には、それぞれがいろんな思いで乗っている。恋愛の終わりがふたつ。ふたつとも、かなりつらい。そして芽生える恋がふたつ。こちらは初々しく、ガンバレと応援したくなる。イヤな人物も出てくるが、そこから離れて、自分を大切にしようと、前に進んでいく希望が見える。始まったばかりの恋の行方が気になっていると、その後が描かれていて、ほわんとした気持ちで読み終えることができる小説。
おすすめです!高校生から大人まで、おすすめします!どちらかといえば女性向きかな?
中でも わたしが一番気になったのは、登場人物の圭一くん。背が高くて、服装が軽くパンクで、軍オタを隠していて、優しくて、穏やかで、たまに郷里のことばが出て…。 あ~ いい子なんですよ~。 3日間だけ 圭一くんに恋してもいいですか? |