こんにちは!
「週末ビフォーアフター」にはまり中の、りょうこです。
さて。
書影は前の記事でもうご紹介しましたが、古堅純子先生の「シニアのための なぜかワクワクする片付けの新常識」。
「週末ビフォーアフター」で、古堅先生が「この本を読んでから動画を見てもらうと、なぜこういう片づけをしてるか、もっとよくわかると思う」的なことをおっしゃっていたので、読んでみました。
私は基本的に、なんでも本から入るタイプ。
「筆子ジャーナル」は、本ではなくてブログですけど、とにかく文章を読んで知識を入れる、というのが好きなんです。
動画は割と苦手です。
歴史系の解説動画をたまに見るんですが、時間がかかって、イライラしちゃうんですよ。
本で読んだ方がなんぼか早い、って思っちゃう。
なので、これまで動画は、バレエとストレッチと筋トレ系しか見たことがなくて。
片付け系は、全く見たことがなかったんです。
こんなに片付け好きなのに。
片付け本は100冊…は大げさか、50冊くらは読んでるし、「筆子ジャーナル」も全部の記事を2周(周って)は読んでるのに。
ところが、古堅先生は、「週末ビフォーアフター」を先に見始めたので、本が後からになりました。
先に本を読んで、動画も見ると、確かに「なるほど、こういうことね」とわかって、すごくいいと思う。
逆に、先に動画を見て、すでに「おお!」って思ってても、本で読むと印象的なフレーズが、あちこちにあるし。
文章で覚えておくと、作業してる最中に呪文のように唱えられるし、いいですよね。
私が一番「おおお!」と思ったのは、
「少しでも暮らしやすくなるように、柔軟にモノを動かしていきましょう」
という文章です。
私はこれまで、モノを減らすことを重視してやってきました。
それは、管理する時間や手間を減らし、空間を増やしてくれて、さらに思い込みを外したり、気持ちを整理したりすることにまでつながっていて、間違いなくやって良かったと思っています。
でも、そのあとのツメが甘かったな、とこれを読んで思いました。
モノを減らしただけで、自動的に暮らしはシンプルに、楽になるので、そこで止まっていたというか。
最近そこに気がついて、やっと定位置を決めることをやりはじめたので、とてもいいタイミングで読めたと思います。
あと、これは50代にとっては、自分の片付けにもすごく役に立つけど、親の家を片付ける前に読んでおくと、すごくいいと思います。
これを読んでからやれば、私ももうちょっとうまく手伝えたかなって思う。
私は、捨てる片付けに夢中になっていて、自分ではそれがとても楽しかったので、母にも勧めてしまったんだけど、たぶん親の世代には、無理だったんだと思う。
たとえば「タンス文化を卒業しよう」という項目があります。
「シニア7や高齢の方は、収納と言えばタンス(引き出し)にしまうことだと思っている人が多い」というところです。
本当にそう。
私も、嫁入り箪笥を持っている世代(そして、親に買ってもらったから捨てられない世代)なので、その意識から抜け切れてないところがあります。
タンスではなくても「どこかにしまうのが正解」「見えないようにしまうのが正式」みたいな意識は、なんとなくある。
親世代はもっとそれが強いんじゃないでしょうか。
そういう、親世代の特徴みたいなことを、たくさん書いてくださっているので、
「そうか、こう言えば(すれば)良かったのか…」
みたいな、「もっと前に読めればよかったな」感がすごく…。
これから親の家を片付ける計画の方は、私のようにこじれる前に、ぜひとも事前に読んでおかれることをおススメします!
最後に、私にはもう手遅れですが、古堅先生の名言をご紹介しておきますね。
”「うちの親は文句を言えるくらい元気なのだ」と思うのが子供の愛情”
実際そう思えるかどうかはともかく、この一文を読んでだけで、きっと全然違ったよね…。