洋服に取り組み始めてすぐに思ったのは

 

「迷ったら捨てる」は最強

 

ということでした。

 

「ときめいたら残す」だと「迷ったけどやっぱりときめく→残す」ことがありますが「迷ったら捨てる」だと、残しようがありません。

迷った時点で、捨てることが決定しちゃうんですから。

 

最初「迷ったら捨てる、は、あまりにも大胆なのでは」と思いました。

 

しかし「迷わない=残す」と「迷った=捨てる」の服を見比べて、どうしてかなあと考えたときに、2つ理由があることがわかりました。

 

1つは、前の記事に書いた、サンクコストバイアス。

 

もう1つは、

「服自体にときめいても、着心地が悪かったら着ない」ということです。

 

若いころは、多少着づらくても、ときめく服を着る喜びのほうが大きかったのでしょうが、今は「素敵な服でも、着づらかったら我慢できない」らしいのです。

 

あー、なるほどー!

「年を取ると我慢ができなくなる」というのは、こういうことなのか。

 

もう、ときめく服より、着心地がいい服のほうが良くなったんだな、私は、と悟った瞬間でした。

 

というか、年齢的に、ときめく基準が変わったってことですね。

素敵<着心地 に。

 

「迷ったら捨てる」と決めて、迷ったものを、まとめて別にして、つくづく見てみなければ、おそらく気づかなかったと思いました。

 

気づいてからの選別スピードの速いことと言ったら!

「かなり好き」な服でも、「チクチクするんだよね」「襟ぐりが当たって気になるんだよね」という「ストレスの原因」が潜んでいる服は、手放すことができました。

 

結局、洋服は、半分の40着になりました。

さすがに「これだけで大丈夫だろうか」と心配になりました。

 

が、同時に「これだけ」になった洋服のボリュームを見て、ここでちょっとした欲望が芽生えたのでした。