おはようございます。
FacebookやTwitterではお知らせしたのでご存知の方も多いでしょうが、
2017年の太魯閣国際ヒルクライムは中止となりました。
日本のニュースでも取り上げられているようですが、
前日に試走へ行き落石被害に遭われた方がいたため、
安全面を考慮して大会の中止が決定した次第です。
30分後に大会が中止になるとは知らず、
スタート付近の海岸で決意表明の動画を撮っていました。
時間になり、スタート地点で待機をしていると、
大会審判長が中国語で話し始め、しばらくして地元参加者がざわつきました。
「おかしな雰囲気だなあ?」と思っていると、
日本語通訳の女性が出てきて神妙な面持ちで話し始めます。
日本人参加者に対し気を遣っていたのでしょうか。
少し回りくどい言い方で、しばらく理解できず。
ただ、「中止」という単語が出た瞬間、
まわりにいた日本人全員の目が、点。
日本語訳が間違えているのだと思いました。
話を聞くにつれ、
被害に遭われた方のこと、
前日の試走で自分たちも走ったエリアだったこと。
大会の中止を決めた事務局の判断は正しいと思いました。
エントリーフィーは全額返金と伝えられました。
また、大会中に起きた事故ではなくても、
事務局は何度も病院へ足を運んでいるとのこと。
被害に遭われた方が回復することを願うばかりです。
それでも、自分の中で消化できていない気持ちはあります。
太魯閣国際ヒルクライムは、
私がヒルクライムを始めた頃に第1回大会が開催されました。
当時は緩い坂も過酷な山に感じていたので、
その存在を知っても、
「すごいなあ」と感心するだけで、
自分には関係のない大会だと思っていました。
それが、ヒルクライムの魅力を感じるうち、
憧れの大会として自分の中で大きく成長していきました。
昨年になってようやく、
「大会に参加すべき時期が来た」と考えるようになりました。
その挑戦のため、
今年はトレーニングを見直し、
それに伴って結果もついてきたと思います。
大会中止の決断は正しいと思います。
とはいえ、気を抜くと、茫然と立ち尽くしている自分がいる。
中止に伴い対応すべきことがあったおかげで、平静を保つことができました。
そして、夜にツアーの皆さんと食事をして、
おそらく同じような気持ちでいる人たちと過ごしたことで、
モヤモヤとした気持ちが少し晴れたように感じます。
みなさん、きっとまた、太魯閣に挑戦するでしょう。
私も、どのような形になるかはわかりませんが、
山頂の武嶺(ウーリン)目指し、必ず台湾に戻って来ます。
それでは、帰国の準備しますね。
再見!
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道だよりを寄稿しています。
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