悪女期により、肌荒れがひどい。

顔だけならまだいい。
私の場合、有り得ない部位に突如吹き出物が出現するんである。
(この歳になると「ニキビ」と公言するのに後ろめたさを感じるので「吹き出物」。)
頭皮や背中などは勿論、腰や臀部などの脂っぽくない部分に、
ある日突然「こんにちは!」と出現。
神出鬼没なんである。

風呂上りに「金八先生」を観ていたら、
ふと首筋に鈍痛が走ったので恐る恐る鏡で確認した。
…やはり吹き出物が「こんにちは!」していた。

ツベリクリン反応の検査後みたいにポチっと小さい突起、
その周りは赤みを帯びている。

…一見キスマークに見えなくもない。

ソープ嬢には間違えられるが、殿方とは全く縁遠い私。
(なんせ金曜日22時からの「金八先生」を欠かさず視聴している)

「彼氏」、「異性交遊」などの単語は、
もはや「マダガスカル共和国」とか「バヌアツ共和国」とか、
遠い海の向こうにある実感のないものにしか感じない。

たまには
「キスマーク、彼氏が無理矢理付けちゃたの…嫌だって言ったのにィィ」
という振りをしてみたい。

…してみたいんである!

稚拙な煩悩だと笑わば笑へ…。


鬱になりがちな悪女期。
このぐらいの気持ちで過ごさないと、乗り越えられましぇん。



休日は吉熊とデート。
平日、あまりかまってあげられないから、
せめて週末はスキンシップをとらないと。